【鍼灸】花粉症のお話【横浜】
目次
【脳梗塞リハビリ】【鍼灸】
皆さん、こんにちは!
横浜市青葉区あざみ野にある脳梗塞リハビリ施設、リバイブあざみ野のHP、ブログへようこそ。
毎週土曜日のブログ記事を担当します鍼灸あんまマッサージ指圧師のTです。
土曜日のブログの記事では、皆さんにより東洋医学や鍼灸を身近に感じでもらうために、簡単な基礎知識から自分でも実践できそうなことまで、簡単にご紹介していこうと思います。
肩肘張らず気軽に読んで頂けたら嬉しいです。
【花粉症】
なんだかこの1週間辺りから花粉を感じ始めている鍼灸師Tです。風が強い日が多かったから余計に花粉が舞ったのでしょうか…私はそれほど花粉症の症状は酷くないのですが、鼻水がたらりと垂れて、目が痒くなります。
皆さんは花粉症、大丈夫ですか?
今日のブログのテーマは花粉症にしてみましょう。
①花粉症とは
花粉症は体内に侵入した花粉に対して引き起こされるI型アレルギー反応で、「季節性アレルギー性鼻炎」と呼ばれます。
原因となる植物は、スギやヒノキ、イネ、ヨモギ、カモガヤ、ブタクサ、シラカンバなどです。第二次世界大戦後、森林資源の回復や増大を目的としてスギやヒノキが大量に植林されたことが関係しているそうです。およそ30年以上の時を経て花粉が作られるまでに成長したスギやヒノキは、風に乗って花粉をまき散らし、花粉症患者を増やし続けています。特にスギ花粉症の占める割合が最も多く、スギの場合は1月以降、ヒノキの場合は3月以降、イネの場合は5~6月にかけて流行がみられます。
花粉が鼻や目から体に入ると免疫機能によってこれを受け入れるか排除するか考えます。花粉が異物として認識され排除すると判断されると、体は異物(花粉)が入ってきたときに反応するIgE抗体を作ります。IgE抗体は体の中で、アレルギーに関わる肥満細胞にくっつきます。その状態で再度花粉が侵入すると、IgE抗体が花粉を異物として捕らえ、肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンといった物質が放出され、花粉をできる限り体外に放り出そうとします。
これがくしゃみや鼻水、涙で花粉を体内から出して、鼻詰まりで花粉を体内に入れないようにする、花粉症の症状なのです。
②最近の研究
前回と前々回のブログの記事で「虫」の話をしましたが、理化学研究所や国立感染症研究所らの共同研究チームによると、マウスにHeligmosomoides polygyrusという腸管寄生線虫が感染すると、自己免疫疾患の1型糖尿病の発症が抑制されること見つけました。
近年、衛生的な環境が整い、寄生虫病や結核などの感染症は減少しましたが、逆にアレルギーや自己免疫疾患などの現代病は増加しています。特に、薬の普及により寄生虫の感染者数が劇的に減少した地域では、自己免疫疾患の患者数が増加していることが疫学的に証明されています。
衛生環境の改善や生活水準の向上、予防接種や薬剤の普及、食生活や栄養の変化、抗生物質の乱用による幼少時の感染症の減少が自己免疫疾患に関与していること、すなわち乳幼児期の衛生環境が、個体の免疫系の発達に影響を及ぼしているのではないか、という仮説を「衛生仮説」と言います。
寄生虫に感染すると、宿主(ヒト、マウスなど)は免疫機能により、寄生虫を体外へ排出しようとします。これに対して、寄生虫は宿主の免疫機能を低下させるシステムを持つため、宿主の攻撃を回避できると考えられています。したがって、寄生虫の感染症の予防・治療にはそのシステムの解明が重要です。
上記の研究は「衛生仮説」を証明するとともに、免疫機能の過剰な働きである自己免疫疾患やアレルギーの解明や治療に繋がることが期待出来そうです。
③花粉症に効くツボ
花粉症が酷い、辛い方々は花粉症に効くツボを1度はインターネットで調べたことがあるかもしれません。
検索すると「上星」「迎香」「印堂」「攅竹」などがすぐに出てきますが、今回のブログ記事ではこれらのツボを割愛し、「合谷」と「太衝」の組合せと「大椎」と「裏内庭」の組合せをご紹介します。
a.「合谷」+「太衝」
『雑病穴法歌』には「鼻塞、鼻痔および鼻炎は、合谷、太衝を取る。」とあります。合谷と太衝の組合せは「四関穴」と呼ばれていて、共に手足の親指と示指の骨の間にあり、合谷は大腸経の、太衝は肝経の原穴です。原穴というのは五臓六腑の反応が現れる大事なツボのことです。
合谷は陽に属し気を主り、太衝は陰に属し血を主るので、この組合せは身体全体を調整する作用があります。
「合谷」
過去の記事にも書きましたが、合谷は「手の甲側の親指と人差し指の間でくぼみの部分」に取ります。
「太衝」
太衝は「足の甲側の第1趾と2趾の骨が交差するV字のくぼみの部分」に取ります。足背動脈が通ってますので、軽く触れて拍動を目安にすると良いでしょう。
合谷も太衝も気持ち良いくらいの圧で押してあげると良いでしょう。お灸しても良し、小さい鍼の付いたシールをお持ちの方はそれを貼っても良いと思います。
b.「大椎」+「裏内庭」
大椎と裏内庭の組合せは昭和のお灸の名人深谷伊三郎先生がアレルギー性鼻炎の患者に据えた選穴で、特に左右の足の裏内庭にはたくさんお灸をして、1壮で熱くなるようになったら、鼻炎は良くなったと判断されたそうです。
ちなみに深谷伊三郎先生の孫が落語家の立川志らく師匠です。
「大椎」
大椎は「首を下に倒した時、出っ張る大きい首の骨(第7頚椎)の真下」に取ります。
「裏内庭」
裏内庭も過去の記事に書きましたが、「足の第2趾の腹の中心に印を付けて、折り曲げて足底につくところ」に取ります。
大椎に関しては自分でやる場合、手刀でトントンと素早くリズミカルに叩いてあげても良いと思います。裏内庭は熱く感じるまで多壮灸が良いでしょう。
いかがでしたか?
今回は今が旬の花粉症について少しお話してみました。花粉症の方は辛い時期に入りますが、少しでもお役に立てたら幸いです。
ちなみに私は鼻水垂れ流して固まるまで待ちます(涙)
また次回記事をお楽しみに。再見!
【鍼灸師Tの過去の記事】
ツボのお話
ツボのお話②
ツボのお話③
ツボのお話④
鍼のお話
鍼のお話②
鍼のお話②の続き
お灸のお話
寝違えのお話
鬼哭の灸
虫のお話
虫のお話②
【脳梗塞後遺症の改善を目指す自主トレ動画】
https://revive-reha-azamino.com/movie
【痛みにお困りの方はこちら】