【脳梗塞リハビリ】寝違えのお話
【脳梗塞リハビリ】
皆さん、こんにちは!
2023年12月と2024年1月の毎週土曜日のブログ記事を担当した鍼灸あんまマッサージ指圧師のTです。
前回のブログで完結のつもりでしたが、もうちょっと続けましょうというお話を頂き、しばらくは土曜日のブログは継続することになりました。
土曜日のブログの記事では、皆さんにより東洋医学や鍼灸を身近に感じでもらうために、簡単な基礎知識から自分でも実践できそうなことまで、簡単にご紹介していこうと思います。
肩肘張らず気軽に読んで頂けたら嬉しいです。
【寝違えのお話】
我が家には猫が4匹います。かわいいことに私がベッドで寝ると布団の中に入って来て、みんなで寝るのですが、4匹それぞれが自分の良い場所を取ろうとするものですから、私は猫たちに合わて身動き取れない窮屈な状態で眠るのです。さらに夜は冷えますね。それらが原因か、ただ今絶賛寝違え中です。
そこで今回は寝違いのツボ、「後渓」の「束骨」の組み合わせをご紹介します。
と、その前に…
以前のブログの記事で、寝違えに効くツボ「落枕」を書きました。こちらもご覧下さい。
さて『黄帝内経霊枢』雑病篇には「項痛みて俛仰すべかざるは、足の太陽を刺し、以て顧みるべかざるは、手の太陽を刺すなり」とあります。
「項痛みて俛仰すべかざる」というのはうつむいたり上を向いたりすることが難しい状態を指し、「以て顧みるべかざる」というのは左右に振り向くことが出来ない状態を指します。
そこで首の痛みや寝違えに、足の太陽膀胱経からは「束骨」を、手の太陽小腸経から「後渓」を組み合わせます。※五行穴の兪木穴を取っています。
◎束骨
足の小指の付け根の出っ張ったところ、足首寄りにとります。意外と圧痛があります。よく揉んでみましょう。
◎後渓
手を握ったときに小指の付け根にシワができたところにとります。手相でいう感情線の端っこです。押してみましょう。
この2穴は鍼をすると寝違えの痛み、辛さが軽減しますので、試して欲しい組み合わせです。
さて私の寝違えですが、なんだかんだで患者さんの治療で忙しかったので、パイオネックス(小さい鍼の付いたシール)をただ貼っておくという横着なセルフ治療をしました。しかしそれだけでもいくらか楽になりました。
どうでしょうか?皆さんも試してみたくなりましたか?
寝違えはもちろん首肩の痛みに困っている方も是非試してみて下さいね。
また次回記事をお楽しみに。再見!
【鍼灸師Tの過去の記事】
ツボのお話
ツボのお話②
ツボのお話③
ツボのお話④
鍼のお話
鍼のお話②
鍼のお話②の続き
お灸のお話
【脳梗塞後遺症の改善を目指す自主トレ動画】
https://revive-reha-azamino.com/movie