内经释义〜導入〜第二章 陰陽五行⑤
目次
【脳梗塞リハビリ】【鍼灸】
皆さん、こんにちは!
横浜市青葉区あざみ野にある脳梗塞リハビリ施設、リバイブあざみ野のHP、ブログへようこそ。
毎週土曜日のブログ記事を担当します鍼灸あんまマッサージ指圧師のTです。
土曜日のこのブログの記事はSeason2として、『内经释义(北京中医学院 主編)』(上海科学技术出版社)をテキストに翻訳しながら、東洋医学の概要を皆さんと勉強していけたらと思います。
肩肘張らず気軽に読んで頂けたら嬉しいです。
【内经释义 Ⅰ.導入】
第1章 人間と自然
https://revive-reha-azamino.com/post/post-4773
第2章 陰陽と五行
第1節 陰と陽
1. 陰陽の基本概念
https://revive-reha-azamino.com/post/post-4827
https://revive-reha-azamino.com/post/post-4871
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2.陰陽の具体的な応用
(一)人体の組織構造 (二)人体の生理機能
https://revive-reha-azamino.com/post/post-4963
(三)病理変化
前述したように、 正常な生理活動を維持するには、人体の内と外、表と裏、上と下の各部分の間、そして物質と機能の間で、陰と陽の相対的な調整が常に維持されなければなりません。
『素問 生気通天論』では
「陽強不能密、陰気乃絕。陰平陽秘,精神乃治。陰陽离决,精气乃絕。」
(陽気が強くて隠れられず、陰気が絶えてしまう。陰と陽が平衡し調和していれば、精神は安定する。陰と陽が分離してしまうと、精気が尽きてしまう。)
と述べています。
陰と陽の相対的な調整が健康の状態を表現しています。病気の発生とその病理的過程は、何らかの理由で陰と陽の正常な生理活動の調整が失われることによって引き起こされます。
それはまさに、陰と陽が互いに養い合い、増減し合うからです。したがって、陰と陽のバランスが崩れると、陰と陽が部分的に強くなり、陽が強すぎると陰が不足し、陰が強すぎると陽が弱くなるという現象が起こります。物質と機能の病理上の相互関係を陰と陽を使って説明すると、機能亢進や津液の消耗など熱症状の多くはが陽の過剰によるものです。機能不全や減退、陰の濁りの蓄積などの寒症状の多くは陰の過剰によるものです。
『素問 陰陽応像大論』では
「陰勝則陽病,陽勝則陰病;陽勝則熱,陰勝則寒。」
(陰が勝ると陽が病み、陽が勝ると陰が病む。陽が勝ると熱が生じ、陰が勝ると寒さが生じる。)
と述べています。
陰と陽の盛衰を用いて内外、寒熱の病理学的メカニズムを明らかにする場合、一般的には、陽の欠乏は主に外寒として現れ、陰の欠乏は主に内熱として現れ、陽の過剰は主に外熱として現れ、陰の過剰は主に内寒として現れます。ただし、客観的な条件が異なる場合には、異常な変化が発生する場合もあります。
『霊枢 論疾診尺篇』では
「四時之变,寒暑之勝,重陰必陽,重陽必陰。故陰主寒,陽主熱;故寒甚則熱,熱甚則寒。故曰:寒生熱, 熱生寒。此陰陽之变也。」
(四季の変化や寒暖の勝ちにより、陰が強まれば必ず陽が生じ、陽が強まれば必ず陰が生じる。したがって、陰は寒さを司り、陽は熱を司る。寒さが極まれば熱が生じ、熱が極まれば寒さが生じる。故に寒さが熱を生じ、熱さが寒を生じる、と言われるのである。これが陰陽の変化である。」)
と述べています。
(四)診断の概要として
上で述べたように、病気の発生と進行は陰と陽の間の相対的な調整を失った結果であり、病気の性質は常に陰と陽の 2 つのタイプに分かれます。臨床において示される病理現象がいかに複雑であっても、陰陽の変化の法則を正しく把握し、分析と総合を行うことで、病気の本質を理解し、病気の陰陽属性を判別することができます。それにより、適切な対策を講じて治療を行うことができるのです。これは臨床診断において重要な意義を持っています。
正確な診断には、望診、聞診、問診、切診の四診を用いて、詳細に症候を診察することが求められます。同時に、診察によって得られた情報を基に、陰陽の変化の法則を用いて分析と総合を行う必要があります。陰陽は八綱の中で主要な地位を占めており、弁証の概要となります。
『素問 陰陽応象大論』は
「善診者,察色按脉,先別阴阳。」
(善く診る者は、顔色を観察し脈を取るとき、まず陰陽を区別する。)
と述べています。
したがって、陰陽弁証の原則を正しく把握してこそ、正しい診断を行うことができます。
以上、今回はここまで。
次回も陰陽の具体的な応用の続きを和訳していきたいと思います。
それではまた来週!再見!
【鍼灸師T のブログSeason1 】
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