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内经释义〜導入〜第一章 人と自然(完全版)

2024/05/04

【脳梗塞リハビリ】【鍼灸】

今回の記事は『内经释义(北京中医学院 主編)』(上海科学技术出版社)の「導入 第一章」の部分の翻訳のまとめです。

【内经释义 Ⅰ.導入】

第1章 人間と自然

人間と自然環境との密接な関係は『黄帝内経』の中で詳しく説明されています。具体的には、生理、病理、診断、治療、予防などのさまざまな分野を網羅しており、病気の予防や治療に重要な役割を果たしています。

古代の医学者は日々の生活や診療の中で、大自然が人間の生命の源であることを認識していました。『黄帝内経素問 宝命全形論』には「人間は天地の気から生まれ、四季の法則によって形成される」とあり、『黄帝内経素問 六節臓象論』には「天の気は五気(風・熱・湿・燥・寒)によって人に取り入られ、地の気は五味(酸・苦・甘・辛・鹹)によって人に入る。………気は調和し、津液は互いに形成し、精神は自生する。」

この認識から出発して、人間と自然界は非常に密接な関係であることが理解できます。すなわち、自然界の変化は直接的あるいは間接的に人体に影響を及ぼし、それに対する人体の影響は必然的に様々な生理活動や病理的変化を反映することになります。例えば、『黄帝内経霊枢 歳露篇』には、「人は天と地、太陽と月とつながっている」とあり、人間と自然との間に密接な関係があることが明確に指摘されています。人間と自然のこの密接な関係は、常に古代医学の研究を科学的に導き、祖国(中国)の医学の発展を促進してきました。

◎第一節 自然変化が人間の生理機能に及ぼす影響

自然界の万物は常に動き、変化していますが、四季の気候の変化もその一例です。四季の気候の変化において、春は木に属し、その空気は温かく、夏は火に属し、その空気は熱く、長夏は土に属し、その空気は湿っていて、秋は金に属し、その空気は空気は乾燥しており、冬は水に属し、その空気は寒い、と古代の人は考えていました。

したがって、春の温かさ、夏の暑さ、長夏の湿った暑さ、秋の乾燥、冬の寒さは、年間を通じた気候変動の一般的で正常な周期を表しています。この気候変動の影響下で、生物は春に生まれ、夏に成長し、長夏に変化し、秋に実り、冬に蓄えるなど、季節の変化に適応します。人間の体も例外ではなく、例えば、『黄帝内経霊枢 五癃津液別篇』には、「暑い季節に厚着をすると腠理が開いて汗をかく。 寒い季節は腠理が閉じて気は滞り、膀胱内に水が溜まり尿と気になる。」と書かれています。 春夏の陽気は発散され、気血は表面に向かう傾向があり、皮膚の弛み、過度の発汗を和らげるなどの症状が現れます。秋冬の陽気は収蔵され、気血は内部に向かう傾向があり、皮膚が緻密になり、汗が少なく尿が多くなるなどの症状が現れます。同様の状況で、春夏の脈は浮いて大きくなり、秋冬の脈は沈んで小さくなるなど、四季の脈の状態もそれに応じて変化します。この脈の浮き沈みは、四季の気候の影響を受けた身体の気血が適応して調節されたものが反映されています。

これは四季だけでなく、昼と夜、朝と夕暮れの陰陽の移り変わりの過程においても同様です。例えば『黄帝内経霊枢 順気一日分為四時篇』には、「一日を四季に分け、朝は春、日中は夏、昼は秋、夜は冬になる。」 昼と夜の変化は四季の変化ほど顕著ではありませんが、人体に一定の影響を与えます。たとえば、『黄帝内経素問 生気通天論篇』には、「陽気は、日中は主に人体の外部を保護し、日の出の時刻には陽気は体表で活動し始める。正午ごろには陽気も最も盛んになる。日が西に傾いた時には体表の陽気は徐々に減り、毛孔は閉じる。」

人体の陽気が日中は外側に向かい、夜間は内側に向かうこの現象は、昼夜のような陰と陽の自然な変化に、人体の生理活動も適応し反映しています。これもまた自然の変化と人間の生理機能が密接な関係であることを示しています。

また、地域の気候、地理環境、生活習慣の違いも人体の生理活動にある程度の影響を与えます。たとえば、南の地域の気候は湿気が高く暖かいですが、北の地域の気候は乾燥して寒いです。暖かいところでの生活から、寒いところに引っ越して急に環境が変わってしまうと、最初は身体が適応できないかもしれません。しかし、しばらく時間が経つにつれて、身体は徐々に環境に慣れていき生活に不自由がなくなる、といったように変化に適応します。

◎第2節 自然変化と病気の関係

四季の気候変動は、生物の誕生(生)、成長(長)、変化(化)、減少(収)、貯え(蔵)にとって重要な条件の一つですが、時に生物の成長にとって好ましくない要因となることもあります。 人間の身体を例にとると、外部環境の変化に適応して正常な生理活動を維持する能力には一定の限界があるからです。 気候の変化が急激で人体の調節機能の限界を超えたり、人体の調節機能が異常をきたして外界の変化に適応できなくなると、病気が発生します。 したがって、病気の形成は自然と人間の両方に関係しています。 古代の人は、このように人体の適応力を超えた自然の変化や病気を引き起こす外的要因を「邪」と呼び、体の調節機能や病気に対する免疫機能を「正」と呼びました。

病気が発生するかどうかは、「邪」と「正」の力のバランスによって決まります。

「正気」が充ちていて、「邪気」に抵抗することができれば病気になることはありません。 逆に「邪気」が強すぎて、「正気」が「邪気」に負ければ病気は避けられません。

『黄帝内経霊枢 百病始生篇』には、「風、雨、寒さ、暑さは、虚と邪がなければ人に害を及ぼすことはできない。突然の嵐や雨でも病気にならない人は虚がないので、邪が人に害を及ぼすことはできない。病気になるには邪気の風による虚と、身体が弱っている虚が相まうことが必要である……気候と体の虚実の状態によって大きな病気になるのは邪気によるものだ。」とあります。

四季折々の気候の変化には、それぞれの季節に異なる特徴があります。 そのため、一般的な病気に加えて、季節によって多くなる病気や流行病も頻繁に発生します。 たとえば、夏には下痢が多く、秋には間欠熱が多くなります。

『黄帝内経素問 金匱真言論篇』には、「長夏はよく体の内が冷えて下痢をし、秋はよく風瘧(マラリアのような間欠熱)を病む。」とあります。

また気候の急激な変化や季節の変化の際に発症したり悪化したりする慢性疾患もあります。

あるいは、体の痛みの増減などの症状から気候の変動や季節の変化を感じることもできます。

これらはすべて自然の変化が人間の病気に与える影響を示しています。 医師が病気を診断・治療する際、季節と病気との関係(流行状況を含めて)を理解し把握できれば、診断・治療・予防に一定の意義を持つでしょう。

昼と夜の変化も、病気への影響が明らかです。 一般的には、ほとんどの病気は早朝には症状が軽く、午後になると徐々に悪化します。 『黄帝内経霊枢 順気一日分為四時篇』には、「多くの病は、午前中は症状が軽くなり、日中は穏やかになる。病気は夕方に徐々に悪化し、夜に最も重症になる。 朝は人の気が出始め(生)、病の気が弱まるので軽く[慧]なり、日中は人の気が成長(長)し、邪気は負けるので穏やか[安]である。 夕方は人の気が減少(収)し始め、邪気が出始めるので徐々に悪化[加]し、夜中に人の気が内臓に入り(蔵)、邪気が体内に単独で存在する[甚]。」 とあります。

つまり、これは、人体の陽の気は、朝、昼、夕暮れ、深夜の順に生成、成長、収集、貯蔵となる法則があり、病もまた、軽い(慧)、穏やか(安)、徐々に悪化(加)、重症(甚)と変化するのです。

さらに、地域環境の違いも病気に一定の影響を与えます。 多くの病気の発生には地域環境が関係しています。 例えば、『黄帝内経素問 異法方宜論篇』には、「南方では天地が養われ、陽が栄える。地下は水と土が弱く、霧と露が集まる。その民は、酸っぱいものを好み、干し肉を食べるので、人々は理性を持ち、顔色が赤くなり、痙攣や筋肉の強張りといった病が多い。」と書かれています。

◎第3節 自然環境と治療の関係

中国医学では人と外部環境は密接な関係であると考えていて、臨床においてもその考えが取り込まれています。時、場所、人に応じて適応させることは伝統的な中国医学の治療における重要な原則となります。 したがって、弁証論治の過程では、外部環境と人の身体の内部における有機的なつながりに注意を払い、分析して治療を行わなければなりません。

前述したように、一般的に人体の生理活動は四季の気候の変化に応じて変化します。 病理学のプロセスでも同じことが当てはまります。 したがって治療するときは、「時」を考慮する必要があります。 たとえば『素問 五常政大論』は、「必先岁气,无伐天和」(まずその年の気候条件を知らなければならない、天と人の間の法則に反してはならない。)と強調しています。

地形が高く寒い場所と地形が低く湿度の高い場所とでは、異なる自然環境の特徴が反映されるため、必然的にそれぞれの環境に対応する生理学的または病理学的変化を引き起こすことになります。したがって「場所」は治療とも一定の関係があります。

たとえば、地形が高く寒い地域では、気は主に収斂し、人の腠理(皮膚)はほとんど閉じているため、病人の外側は冷えていて、内側は熱がこもりやすくなります。治療では身体の外寒を散らし、内熱を下げる必要があります。

湿気が多く暖かい地域では、気は主に疏泄し、人の腠理(皮膚)は開いてることが多いため、病人の気は外側に漏れ、冷えが内側に入ります。治療では気を収斂させ、体の中を温めます。

『素問 五常政大論』には、「地には高い低いがあり、気は暖かい涼しいがある。高いところの空気は寒く、低いところの空気は暑い。北西部の気は分散して寒く、南東部の気は集まって暖かい。いわゆる同病異治である。(同じ病気でも治療法が異なる)」

四季の気候、地理的環境、生活習慣の違いは病気の発生と一定の関係があります。しかし人間の体の素質の違い、老人と若者の違い、男性と女性の違いがあるので、治療には「時」と「場所」に注意を払うだけでなく、「人」に応じて治療するという原則に従う必要があります。

つまり、患者の状況を十分に理解し、天候、気候、地域環境、生活習慣などの外的要因に注意を払ってこそ、正しい診断が可能となり、さまざまな治療法を柔軟に活用することができるのです。

 

【鍼灸師T のブログSeason1 】

https://revive-reha-azamino.com/post/post-4559

 

【鍼灸師T のブログSeason2 】

内经释义

Ⅰ.導入

第一章 人と自然

第一節 自然変化が人間の生理機能に及ぼす影響

https://revive-reha-azamino.com/post/post-4618

第二節 自然変化と病気の関係

https://revive-reha-azamino.com/post/post-4681

第三節 自然環境と治療の関係

https://revive-reha-azamino.com/post/post-4731

 

【脳梗塞後遺症の改善を目指す自主トレ動画】

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