内经释义〜導入〜第二章 陰陽五行④
目次
【脳梗塞リハビリ】【鍼灸】
皆さん、こんにちは！
横浜市青葉区あざみ野にある脳梗塞リハビリ施設、リバイブあざみ野のＨＰ、ブログへようこそ。
毎週土曜日のブログ記事を担当します鍼灸あんまマッサージ指圧師のTです。
土曜日のこのブログの記事はSeason2として、『内经释义(北京中医学院 主編)』(上海科学技术出版社)をテキストに翻訳しながら、東洋医学の概要を皆さんと勉強していけたらと思います。
肩肘張らず気軽に読んで頂けたら嬉しいです。
【内经释义 Ⅰ.導入】
第1章 人間と自然
https://revive-reha-azamino.com/post/post-4773
第2章 陰陽と五行
第1節 陰と陽
1. 陰陽の基本概念
https://revive-reha-azamino.com/post/post-4827
https://revive-reha-azamino.com/post/post-4871
https://revive-reha-azamino.com/post/post-4926
2.陰陽の具体的な応用
『黄帝内経』は、陰と陽の変化の相互関係を利用して、人体の生理現象と病理学的現象の変化を分析し、その本質と法則を探求しています。 例えば、人体の組織構造、生理機能、病理メカニズムを解説し、四診八綱分類法などを用いて薬の性質や味、治療原理を探ります。 それらは以下のように要約されます。
(一)人体の組織構造
『黄帝内経』は陰陽の観点を用いて人体の組織構造の具体的に解説しています。
『素問 金匱真言論』では以下のように述べています。
「夫言人之阴阳,则外为阳,內为阳。言人身之阴阳,則背为阳,腹为阴。言人身之脏腑中阴阳, 則脏者为阴,腑者为阳。肝、心、脾、肺、腎五脏皆为阴,胆、胃、大肠、小肠、膀胱、三焦六腑皆为阳。故背为阳,阳中之阳心也;背为阳,阳中之阴肺也。腹为阴,阴中之阴腎也;腹为阴,阴中之阳肝也;腹为阴,阴中之至阴脾也。此皆阴阳表里內外雌雄相輸应也, 故以应天之阴阳也。」
(人の陰陽について言えば、外は陽で、内は陰である。人の身体の陰陽について言えば、背は陽で、腹は陰である。人の身体の臓腑の中の陰陽について言えば、臓は陰で、腑は陽である。肝、心、脾、肺、腎の五臓はすべて陰であり、胆、胃、大腸、小腸、膀胱、三焦の六腑はすべて陽である。したがって背は陽で、陽の中の陽は心である。背は陽で、陽の中の陰は肺である。腹は陰で、陰の中の陰は腎である。腹は陰で、陰の中の陽は肝である。腹は陰で、陰の中の至陰は脾である。これらはすべて陰陽の表裏、内外、雌雄が相応じ合うものであり、天の陰陽に応じるのである。)
これは人体の上下、内外の各部分の間、および内臓と外界環境の間の複雑な関係が、すべて陰陽の対立と統一を含んでいることを説明しています。
(二)人体の生理機能
人体の生理機能は、一方では各臓腑の機能範囲とそれらの相互関係によって表され、他方では邪気が侵入しようとする外力への人体全体の抵抗によって表されます。 『黄帝内経』でも陰陽の観点からまとめられています。
『素問 生気通天論』では
「阴者藏精而起亟也,阳者卫外而为固也。」
(陰は精を蓄えてすばやく起こり、陽は外を防衛して安定を保つ。)
これら 2 つの生理機能は相互に作用し、正常な生理活動において対立しながらも統一された協調関係を維持しています。
だから『素問 陰陽応象大論』ではこう言っています。
「阴在內,阳之守也; 阳在外,阴之使也。」
(陰は内にあり、陽を守るものである。陽は外にあり、陰の使いである。)
この機能と物質の相互扶助・相互利用の仕組みは、人体の生理活動における陰と陽の相互依存関係を具体的に示したものです。
『黄帝内経』では、陰と陽を使って特定の生理現象を説明するのが一般的です。
『素問 陰陽応象大論』では
「清阳出上窍,浊阴出下窍;清阳发腠理,浊阴走五脏;清阳实四肢,浊阴归六腑。」
(清陽は上の穴から出て、濁陰は下の穴から出る。清陽は皮膚や筋肉に発し、濁陰は五臓に向かう。清陽は四肢を満たし、濁陰は六腑に帰る。)
これは具体的に説明すると、陽が体内の軽くて清い気であり、皮膚や筋肉から発散し、また四肢を栄養し充実させ、陰は体内の比較的重くて濁った物質であり、五臓に蓄えられ、六腑を通じて体外に排出できるということです。
以上、今回はここまで。
次回も陰陽の具体的な応用の続きを和訳していきたいと思います。
それではまた来週！再見！
【鍼灸師T のブログSeason1 】
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