脳卒中後遺症で痛みがとれない方へ!運動の重要性!痛みの軽減にも繋がります!
ご利用者様や、脳卒中後遺症の方にも当てはまりますが、運動を行うことで、神経因性の痛みが、軽減するということが研究で分かりました。
こちらの論文について話していきます。
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【研究内容】
神経因性疼痛は、サイトカインと呼ばれる炎症促進物質が発生することで、炎症が強まる1つの因子になることが言われています。
こちらは、運動を行うことで、減少する可能性があることが研究で分かりました。
神経因性疼痛は、外傷、糖尿病、およびその他の状態の患者に見られる、神経損傷によって引き起こされる一般的で治療が難しいタイプの痛みです。
切断後の幻肢痛は、神経因性疼痛の一例です。もちろん、こういった条件だけでなく、筋肉が強ばって神経を圧迫してしまったり、麻痺の影響で神経に誤作動を生じさせたりと、様々な原因があります。
【研究方法】
ラットの坐骨神経損傷によって出ている神経障害性疼痛に対する運動の効果を調べたのですが、
神経損傷後、一部の動物は、数週間にわたって水泳またはトレッドミルランニングのいずれかの漸進的な運動を行われました。
その後、研究者らは、観察可能な疼痛行動(庇ったり、足を引きづったり)を測定し、神運動の効果を評価しました。
【結果】
水泳またはトレッドミルランニングに割り当てられたラットの神経因性疼痛の有意な減少を示しました。
運動は、神経障害性疼痛の特徴である、温度と圧力に対する異常な反応を減少させました。
また、坐骨神経組織における炎症を促進するサイトカイン、具体的には腫瘍壊死因子-αとインターロイキン-1-βの発現を減少させました。
つまり、炎症を悪化させる因子が出にくくなったということです。
神経因性疼痛は、従来の鎮痛薬では制御できない灼熱痛やしびれを引き起こすことがあり、抗うつ薬や抗てんかん薬は有用とも言われておりますが、重大な副作用があります。
もちろん、色々な研究があるので、一概には言えませんが、1つのケースとして痛みに対する運動の有効性が言われたわけです。
実験では、運動によって異常な痛みの反応が 30 ~ 50% 減少しました。
特にサイトカインの減少がはっきりわかったことは有用であるので、神経因性疼痛の有用な非薬物療法として運動が有効である可能性が上がり、投薬しなくてすむ方も増えるので、副作用に苦しむ方が減る可能性があります。
ですので、当施設でも運動は推奨しております。
【終わりに】
利用者様が、やりたいこと、何かに貢献したいけど、麻痺、高次脳機能障害があり億劫になっている方、全力でサポートしていきたいと考えています。
『あきらめない人の力になりたい!』
今日も頑張っていきます!!!
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少しでもリハビリ難民を救いたい
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理学療法士 鈴木