脳梗塞、脳出血後遺症の方に朗報!やる気、継続力アップ!音楽とやる気の関係性!
今回は音楽がある体操とない体操とのやる気の反応の違いについて、介護予防体操の音楽による影響について論文を出されていましたので、こちらについて話していきます。
【引用 介護予防体操に促進する音楽を付加することによる主観的効果 田口 友美 村久保 雅孝 佐賀大学医学部看護学科】
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【はじめに】
近年、健康寿命と実際の寿命との乖離が出ており、長生きはするけれども、健康とは言えず、日常生活動作に何らかの制限がありながらも、長生きされている方が増えています。
程度は様々ではありますが、健康寿命と実際の寿命の差が女性は12年、男性は8年と言われており、
この差を出来るだけ埋めていくことが、ピンピンころりにも近づいていきますので、
脳梗塞、脳出血の方々にとっても、その予防にも大事な話になります。
この健康寿命を伸ばすために重要になってくるのが、運動の継続になるわけですが、
なかなか続けようと思っても続かない人が多い。私も含めてですが、継続って結構大変に思う方も多いのです。
ただ、ある施設では、音楽を取り入れた体操を行うことで、継続率が高く維持されているというデータが出ました。
その方法とは、体操と音楽を組み合わせること。
こちらを行うことで、10年継続率が上がっているそうです。
では、具体的に、こちらを行ってる人達はどういった感想をしていたのか?抜粋して話していきます。
【アンケート結果】
①直観で音楽が心地よいと感じた
②体操をしながら音楽が回想を促し、慣れ親しんでいる音楽が心地よさや癒しを与えている
③音や音楽の3要素が体操の行いやすさを促進している(リズム、メロディー、音程などの3要素による体操への効果)
④音楽は体操のてがかりとなり、誘い導いている
⑤音楽が体操を行う事に楽しみや意欲や充実感を付加し、継続を促進している
⑥歌唱の効果を実感している
⑦芸術としての音楽に触れる機会となり音楽について感じ考えている
⑧ピアノの特性が体操を行いやすくしている
⑨号令は音楽の代わりにならず、音楽がないとさせられている感じがする
【まとめ】
今回は高齢者向けの体操の話でしたが、音楽はモチベーションと密接な関係はあります。
やる気が出ない時に、自分にとってやる気のでる音楽が見つかるといいですね。
そうすると、無理にやらなきゃ、、と思うよりも、とりあえず音楽でも聞こうかな。。
くらいハードルが下げられるので、やる気のきっかけ、リズムを掴むなどにはオススメです。
もし、なかなかやる気が出ない時には気晴らしがてら、音楽でも聞いてみるといいかもしれません。
【終わりに】
利用者様が、やりたいこと、何かに貢献したいけど、麻痺、高次脳機能障害があり億劫になっている方、全力でサポートしていきたいと考えています。
『あきらめない人の力になりたい!』
今日も頑張っていきます!!!
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随時、受け付けておりますのでお悩みをお聞かせください。
少しでもリハビリ難民を救いたい
責任をもって対応させていただきます。
理学療法士 鈴木