脳梗塞後遺症!再発予防には、高血圧予防が大事!高血圧Q&A part2
今回も脳梗塞後遺症に関係が深い高血圧について話をしていきます!
今回は高血圧の基準ってなんで年々厳しくなっているの?
高血圧から来る動脈硬化ってどんなもの?
について話していきます!
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【目次】
- 高血圧の基準が厳しくなっている理由
- そもそも、血圧って何?
- 血圧はどれくらいが良い?
- 手首に巻く血圧計でも大丈夫?
について話していきます。
【1、高血圧の危険性】
現在日本では高血圧の方が、4300万人いると言われており、1兆8000億円もの医療費が毎年かかっていると言われています。
また、年間10万人が、高血圧が関係しているご病気で無くなっており、リスク因子別の死亡者数では、
喫煙に次ぐ、第2位となっています。
高血圧の危険性は過去にも散々色々なところで言われているので、
だいぶ認知はされてきていますが、それでも、高血圧由来の病気はまだまだ多いのも事実です。
高血圧で怖いのは、症状が全身性で様々な病気を引き起こすにも関わらず、
サイレントキラーとも言われ、症状が気づきにくいこと。
めまい、高揚感、イライラとそういった症状はありますが、
重篤な病気が合併しないと気づきにくいのです。
【2、そもそも血圧って何?】
よく上の血圧、下の血圧という言い方もしますが、
上の血圧が心臓が収縮したときにあらわれる血圧で収縮期の血圧、最大血圧、最高血圧ともいいます。
こちらは、心臓が全身に血液を送り出したときの血圧です。
一方、下の血圧というのは、心臓が収縮していないときのことで、拡張期の血圧、最小血圧、最低血圧ともいいます。
こちらは、心臓の影響が少ないため、血液量が関係していることが多いです。
正常であれば、運動や興奮時、緊張時には上の血圧が上がり、血液を送り出す力が強まります。
【3、血圧はどれくらいがよい?】
2019年の高血圧ガイドラインでは、
正常域は収縮時139mmHgまで 拡張期血圧89mmHg
Ⅰ度高血圧は140~159mmHg 拡張期90~99mmHg
Ⅱ度高血圧は160~179mmHg 拡張期100~109mmHg
Ⅲ度高血圧は180mmHg以上 拡張期110mmHg以上
とされています。
血圧は、低ければ低いほど、血管にかかる負担、内臓にかかる負担は少ないとされています。
ただ、何かのご病気で、血圧をあげたいときに上がらない状態、例えば、立ち上がる時に血圧が上がらず、めまいがしてしまう。少し走ると動悸が止まらなくなる、などがないことが前提です。
【4、手首に巻く血圧計でも大丈夫?】
あとは、番外ですが、よく聞かれるところとして、手首に巻く血圧計ののほうが楽だから、こちらで行いたいという話も聞きます。
こちらは、楽は楽ですが、あまりおすすめはされていません。
理由としましては
- 血圧が10mHg低くでる
- 血圧が安定しない
などの理由が出てきます。
1の理由であれば、腕に巻いたときと比較して+10すればよいのですが、血圧の測定の誤差が腕と比べると大きいのは、間違った数値が出てきても気づかない可能性が出てくるため、注意が必要です。
きちんと、毎日測定することが大切ですが、誤ったデータであると測定しても意味がなくなってしまうので、腕の血圧計のほうが良いです。
【終わりに】
利用者様が、やりたいこと、何かに貢献したいけど、麻痺、高次脳機能障害があり億劫になっている方、全力でサポートしていきたいと考えています。
『あきらめない人の力になりたい!』
今日も頑張っていきます!!!
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随時、受け付けておりますのでお悩みをお聞かせください。
少しでもリハビリ難民を救いたい
責任をもって対応させていただきます。
理学療法士 鈴木