脳梗塞、脳出血後遺症の手のリハビリに重要な6要素!新奇性と豊富な刺激環境!
手の機能に必要な6要素について、話していきます!
(引用 脳卒中の動作分析 金子唯史)
その6要素とは、こちらの
①意味のある
②課題指向型
③反復
④集中
⑤新奇性
⑥豊富な刺激環境
になりますが、一つ一つ解釈した内容を説明していきます!今回は新奇性と豊富な刺激環境について話していきます!
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【新奇性】
リハビリに限らず、こちらの新奇性は何か達成したい時にも重要になります。
目新しさが大事ということです。
なぜ大事かと言いますと、目新しいものの方が興味をもちやすく、モチベーションが高まりやすい、つまり、ドーパミンが出やすくなるからです。
リハビリを行っていくにも、モチベーションがあるとないでは、効果に雲泥の差が出来ます。
とくに報酬系と言われるシステムに刺激が加わることで、パフォーマンスの改善が見られるという研究が多くあるくらいです。
リハビリの場面においては、毎回とは言いませんが、違う角度からリハビリを行うようにしています。
目標は同じなのですが、目指し方を変えてみたり、違う角度から見てみたりなど、
ご利用者様が興味を続けられるように工夫していきます。
そのためには、日々理学療法士、鍼灸師ともに知識を蓄えること、技術の向上が不可欠になってくるので、
やる気が出ないのは、ご利用者様のせいにはしません。
【豊富な刺激環境】
こちらも新奇性同様、豊富な刺激環境も、あらゆる側面で有益になります。
やはり、麻痺側の使用頻度が低下するのは、当然と言えば、とうぜんなのですが、そのまま使わない状態でいると廃用手になってしまい、
使わないのが当たり前になってしまいます。
出来れば、そうではなくて、なるべく代償を少なくして、機能の向上を目指すために、麻痺側も使える環境に置いた方が、神経組織の回復には役立ちます。
ですので、麻痺だからこの生活はしょうがないとするのも1つですが、
可能な範囲で使えるのであれば、使いやすい状態にする、使いやすい環境にすることも1つ重要なのです。
【まとめ】
今回は新奇性と豊富な刺激環境について話しました。
当施設でも、機能回復を求めている方に最大限アプローチし、一緒に寄り添ってリハビリができるように日々、頭を悩ませながら、行っています。
最近悩みすぎで、脳がパンクしかけたので(笑)休み休み考えながら、調べながら、リハビリを行っています。