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脳梗塞リハビリ リバイブあざみ野

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脳卒中とは?原因・症状・予防までまるごと解説

2025/08/06

「脳卒中(のうそっちゅう)」は、日本人の死因第4位で、介護が必要になる原因の第1位ともいわれる病気です。
一度発症すると、命の危険だけでなく、その後の生活に大きな影響を与えることがあります。
しかし、脳卒中は正しい知識と予防習慣で大きく防ぐことが可能です。


■ 脳卒中ってどんな病気?

脳卒中は、脳の血管が詰まったり破れたりして、脳の一部がダメージを受ける病気の総称です。
大きく3つのタイプに分けられます。

  1. 脳梗塞(のうこうそく)
     脳の血管が血栓で詰まり、血流が止まるタイプ。
     全体の約7割を占めます。
  2. 脳出血(のうしゅっけつ)
     脳内の血管が破れて出血するタイプ。
  3. くも膜下出血
     脳を覆う膜の間に出血が広がるタイプ。
     脳動脈瘤が破裂して起こることが多く、突然の激しい頭痛が特徴です。

■ 主な症状

脳卒中は発症のスピードが速いのが特徴です。
次のような症状が出たら、一刻も早く救急車を呼ぶことが重要です。

  • 顔の片側が下がる(口角が垂れる)
  • 片腕や片足に力が入らない、しびれる
  • 急に言葉が出ない、呂律が回らない
  • 激しい頭痛やめまい、視覚障害

■ なぜ命に関わるのか?

脳の神経細胞は酸素や栄養が止まると数分で死んでしまうため、早期治療が生死と後遺症の差を分けます。
発症から治療までの時間を「ゴールデンタイム」と呼び、この数時間が勝負です。


■ 脳卒中を予防する5つの習慣

  1. 血圧管理
     高血圧は最大のリスク。家庭血圧は朝・晩の測定を。
  2. 減塩とバランスの良い食事
     塩分は1日6g未満、野菜・魚・海藻を多めに。
  3. 禁煙・節酒
     喫煙は血管を傷つけ、飲み過ぎは血圧を上げます。
  4. 適度な運動
     ウォーキングやストレッチなど無理のない習慣を。
  5. 定期検診
     動脈硬化や心房細動などの隠れた危険因子を早めに発見。

■ 家族にできること

  • 高血圧や糖尿病の治療をサポート
  • 食事の塩分を一緒に減らす
  • 定期的な血圧・血糖の測定
  • 「FAST」チェックで発症時の対応を覚える

■ まとめ

脳卒中は突然やってくる恐ろしい病気ですが、予防できる病気でもあります
日々の生活習慣が最大の予防薬。
そして、もし発症したら「迷わず救急車」が命を救う最善の行動です。