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脳梗塞リハビリ リバイブあざみ野

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【要注意】パーキンソン病の初期症状とは?見逃さないための5つのポイント

2025/05/26

パーキンソン病

 

🧭 はじめに

なんとなく手が震える。歩くときに体がうまくついてこない。そんな違和感、もしかして…って思ったことありませんか?

「年のせいかな」なんて片付けがちだけど、実はそれ、パーキンソン病のサインかもしれません。早く気づけば、対処の選択肢も広がります。だからこそ、初期の兆候を知っておくことって、大事なんですよね。

この記事では、パーキンソン病のはじまりにありがちな症状や、そのときどう動けばいいのか、わかりやすくお話しします。難しいことはナシで、できるだけリアルに、日常とつなげながら読めるようにしています。

 

📌 パーキンソン病ってどんな病気?

まず、そもそもパーキンソン病ってどういうものか、簡単におさらいしましょう。

脳の中にある「ドパミン」っていう物質、これが減っていくことで起こる病気です。ドパミンは、体をスムーズに動かすために欠かせない伝達役。これが足りなくなると、手が震えたり、歩きにくくなったり…体のあちこちがうまく動かなくなっていくんです。

難しく聞こえるかもだけど、つまりは「体の動きにブレーキがかかるような状態」と思ってもらえたらOKです。

もちろん、年齢を重ねると誰でも体が思うように動かなくなる瞬間はあるけれど、パーキンソン病の症状には独特のクセがあるんですよね。

それに、進行はゆっくり。だからこそ、最初のサインに気づけるかどうかがすごく大事なんです。

 

💡 なぜ早期発見がカギになるの?

「様子を見てみようかな」って思っちゃうのも、すごくよくわかります。でもね、パーキンソン病の場合、それがちょっとした落とし穴になることもあるんです。

なぜって?進行がゆっくりだからこそ、「まだ大丈夫」「気のせいかも」って思いやすい。でも、症状が静かに進んでいく間に、できることが減っていくリスクもあるんですよね。

早めに見つけて、治療をスタートできれば、日常生活のクオリティを保つこともできるし、ストレスもぐっと減ります。最近では、薬やリハビリの進歩もあって、進行をゆるやかにできるケースも増えてきました。

つまり「早く知ること」が、これからの自分を守る第一歩なんです。

 

✅ パーキンソン病の初期症状5選

「これ、もしかして…?」と気づくヒントになる、初期の症状を5つ紹介します。

① 手足の震え(振戦)

一番わかりやすいのがコレかもしれません。じっとしているときに指先がピクピク動いたり、細かく震えたり。何かをしているときよりも、むしろじっとしているときに出やすいのが特徴です。

緊張してるときや寒い日にも手が震えることはあるけど、「いつも同じ手だけ」「片側だけ」ってなると、ちょっと気になりますよね。

② 歩き方や姿勢の変化

「最近、背中が丸くなったかも?」とか「歩幅が小さくなったな」なんてこと、家族に言われたことないですか?

パーキンソン病では、歩くときに手が振れなくなったり、足がすり足みたいになることがあります。急に止まりにくくなる「すくみ足」っていう現象もよく聞きます。

本人よりも、周りの人のほうが気づきやすいこともあるので、そういう声には耳を傾けてみてほしいです。

③ 表情が乏しくなる(仮面様顔貌)

表情の動きが少なくなって、「なんか怒ってる?」って言われちゃうことも。実は、これは無意識の筋肉の動きが鈍くなるからなんです。

笑ってるつもりでも、顔に出にくくなる。これって、自分ではなかなか気づかないので、周りの反応がヒントになります。

④ 筋肉のこわばり

肩こりがなかなか取れない、関節が動かしづらい…そんなときは、筋肉のこわばりが原因かもしれません。

リラックスしているつもりでも、体がどこか緊張している感じ。特に首まわりや背中、腕などが「ガチガチ」になりやすいです。

マッサージしてもすぐに戻るようなら、気をつけて。

⑤ 声や書字の変化

声が小さくなったり、かすれるようになったり。「最近、電話で聞き取りにくいって言われる」なんて声もよく聞きます。

それから、字が小さくなって、書き始めは普通でも、だんだん小さくなっていく(これを小字症っていいます)なんてことも。意外と気づきにくいけど、サインとしてはしっかり出ています。

 

📌 「あれ?いつもと違う」に気づく力

これがけっこう難しい。でも大切なのは、「ちょっとした違和感」をスルーしないこと。

「疲れてるだけかな」「最近運動不足だったし」って、つい流してしまうこともあるけど、その“モヤッとした違い”こそが、体からのサインだったりするんです。

特に、日常の中で何気なく感じる変化――たとえば階段の上り下りで足がもつれるとか、ズボンを履くときにバランスを崩すとか、そういう“ちいさなズレ”に気づけるかどうかがポイント。

だから、自分の体の変化を観察するクセ、つけておくといいかもしれません。

 

✅ 診断までの流れと必要な検査

「これってパーキンソン病かも…?」と思ったとき、いちばん最初にするべきことは、専門の病院に相談することです。いきなり大病院じゃなくても、まずはかかりつけの内科医に相談してもOK。そこから神経内科への紹介状をもらうのがスムーズです。

で、実際に病院に行くと、どういう検査をするのかというと――

まずは、問診と診察。ここで大事なのは、どんなときにどんな症状が出るのか、なるべく詳しく伝えること。うまく説明できるか心配なら、あらかじめメモしておくのもアリです。

次に、神経学的検査っていう、いわゆる「体の動きのチェック」があります。歩き方、手の動かし方、表情や話し方などを見て、パーキンソン病らしい特徴があるかを医師が確認します。

場合によっては、脳のMRIや**DATスキャン(脳のドパミン活動を調べる検査)**を使うことも。けっこう時間はかかるけど、確実な診断にはこのへんのプロセスが大切です。

 

💬 医師に相談するときのコツ

これ、意外と見落としがちだけど超大事。病院で緊張しちゃって、聞きたいことを聞けなかった…って後からモヤモヤするの、もったいないですよね。

おすすめなのは、事前にメモしておくこと。気になる症状、始まった時期、どんな場面で気づいたか。日常で「なんか変だな」と感じた具体的なシーンを書いておくと、医師にも伝わりやすいです。

それともう一つ。一人で行かず、家族や友人に付き添ってもらうこと。本人が気づいていない様子を、まわりの人がちゃんと伝えてくれることもあります。

お医者さんも人なので、「この人はよく自分の体を見てるな」と思えば、より丁寧に対応してくれたりしますよ。

 

📋 パーキンソン病と間違われやすい症状って?

じつは、パーキンソン病と似たような症状を持つ病気ってけっこうあります。たとえば、

  • 本態性振戦(ほんたいせいしんせん):手の震えがメインだけど、じっとしてるときより「何かしようとしたとき」に震えるのが特徴。

  • 脳血管性パーキンソニズム:脳梗塞などが原因で起きる。左右どちらかに偏った動きの悪さが目立つ。

  • 薬剤性パーキンソニズム:抗精神病薬などの副作用で似たような症状が出るケース。

このあたりと見分けるには、やっぱり専門医の診断が必要です。だから、「自己判断であきらめない」って、すごく大事なポイントなんですよね。

 

💡 パーキンソン病の治療方法と進め方

今の医学ってすごくて、パーキンソン病と診断されても、すぐに悲観する必要はないんです。

メインの治療は、薬物療法。とくに「レボドパ」っていうお薬が中心になります。これはドパミンの元になるもので、不足している分を体の中で補ってくれるんですね。

ただ、これも人によって合う合わないがあるので、何度か調整しながら進めていくことが多いです。

さらに最近では、**DBS(脳深部刺激療法)**という手術治療も選択肢のひとつになっています。これは、脳の一部に電極を入れて、動きを調整するという方法。すべての人に適しているわけじゃないけど、薬で効果が薄れてきたときの切り札になることも。

治療って、ずっと同じことを続けるわけじゃなくて、「今の自分に何が合っているか」を探していく旅のようなもの。焦らず、医師と一緒に少しずつ整えていけたら、それで十分です。

 

🛠 生活の中でできること・気をつけたいこと

薬だけが頼りじゃない、って知っておくと少し安心ですよね。パーキンソン病と付き合っていく上では、毎日の暮らし方がじつはすごく大事なんです。

たとえば、家の中のちょっとした工夫。滑りにくい床材を使ったり、段差をなくしたりするだけでも、転倒のリスクがぐっと減ります。手すりの設置とか、家具の配置も見直してみるといいかもしれません。

あと、動かすことをやめないっていうのもポイント。体がこわばりやすいからといって動かさないでいると、どんどん硬くなってしまう。無理のない範囲で、ちょっとでも体を動かす習慣をつくると、ずいぶん違ってきます。

たとえば朝起きたとき、ラジオ体操みたいな軽いストレッチだけでもOK。自分なりの「できること」を一つずつ積み重ねるのがコツです。

 

🧘‍♂️ リハビリと運動の力

「えっ、リハビリって必要なの?」って思うかもしれません。でもね、パーキンソン病には運動がめちゃくちゃ効くんです。

ただし、無理してハードなトレーニングをする必要はまったくありません。大事なのは、「毎日少しずつでも続けること」。理学療法士や作業療法士と一緒に、自分に合った運動メニューを見つけられたらベストです。

ヨガや太極拳、水中ウォーキングなんかも人気がありますよ。体のバランス感覚や筋力を保つのにぴったりで、しかもリラックス効果もある。

あと、「声が出しづらくなってきた…」という人には、発声のリハビリも効果あり。歌を歌うだけでも違うっていう人もいます。

体も心も、じんわりほぐれる。そんな時間を、1日のどこかに作れると、きっと気持ちも前向きになります。

 

🍽 食事やサプリメントの考え方

食事って、ついおろそかになりがちだけど、パーキンソン病と付き合っていくにはとっても大事な要素なんです。

まず、栄養バランス。ドパミンを作るのに必要なアミノ酸(たんぱく質)や、脳の働きをサポートするビタミンB群はしっかりとりたいところ。でもここで注意したいのが、薬との相性。

たとえばレボドパは、たんぱく質の摂取タイミングによって効きにくくなることがあります。食後すぐに飲むと吸収が悪くなることもあるので、医師や薬剤師に飲み方を確認しておくと安心です。

あと、便秘も地味に多い悩み。水分不足や運動不足が原因になることが多いので、食物繊維を多めにとるのもポイントです。

サプリメントは、「体にいいから」とあれこれ取りすぎると逆効果になることも。まずは基本の食事を整えることを意識して、気になるサプリは主治医に相談してから取り入れるのがベターです。

 

🤝 家族や周囲との関わり方

本人も大変だけど、実は家族もまた、見えないストレスを抱えがちです。

とくに、症状がじわじわ進んでいくタイプの病気だからこそ、周囲も「どう接すればいいの?」と戸惑うことが多い。だから、言葉で気持ちを伝えることが大切なんですよね。

「手伝ってほしいときはちゃんと伝える」「してほしくないことも遠慮なく言う」。それだけで、無駄なイライラが減ることってよくあります。

周囲の人たちも、「見守る」ことと「手を出しすぎないこと」のバランスが難しいんですよね。でも、その中間を探っていくことで、より自然な支え合いができるようになります。

「ひとりでがんばりすぎない」「頼っていいことを知る」。それが、パーキンソン病と生きるうえで大事な視点だと思います。

 

📖 よくある質問(FAQ)

ここでは、パーキンソン病に関してよく寄せられる疑問をまとめてみました。「これ、自分も気になってた!」って思えるものがあるかもしれません。

Q1. パーキンソン病は完治するの?

残念ながら、今のところ完治は難しいと言われています。ただし、薬やリハビリ、生活改善によって、症状の進行を遅らせたり、日常生活を快適に保つことは十分に可能です。

希望が持てる新しい治療法もどんどん研究されています。

Q2. 何歳くらいから発症しやすい?

平均的には60歳以降に発症することが多いですが、まれに40代、50代で発症する若年性パーキンソン病もあります。

年齢だけで判断せず、「おかしいな」と感じたら早めの相談を。

Q3. 遺伝する可能性はあるの?

基本的には遺伝する確率は低いとされています。ただ、家族にパーキンソン病の人がいる場合、発症リスクがわずかに高まるケースもあるとの報告があります。

ただし、それが絶対というわけではないので、あまり不安になりすぎないで大丈夫です。

Q4. ストレスが関係してるの?

直接の原因ではありませんが、ストレスが症状を悪化させることはよくあります

イライラしたり、不安を感じると、震えや筋肉のこわばりが強く出ることもあるので、メンタルケアも大事なポイントです。

Q5. 車の運転はできるの?

症状が軽いうちは、医師の許可があれば運転は可能です。ただし、反応速度の低下や、ブレーキ操作に影響が出ることもあるので、定期的なチェックは必要。

安全第一で、迷ったら医師と相談しましょう。

Q6. どこで相談できるの?

まずはかかりつけ医か神経内科のある病院へ。それ以外にも、パーキンソン病の相談窓口や、各自治体の保健センター、患者会などもあります。

たとえば、日本神経学会の公式サイト(https://www.neurology-jp.org/)には、信頼できる情報や病院検索のリンクもありますよ。

 

🎯 まとめ 不安な気持ちのままにしないで

ここまで読んで、「あ、これ自分かも…」って思った方。もしかすると、不安でいっぱいかもしれません。でも、大丈夫です。

パーキンソン病は、確かに向き合うのが大変な病気。でも、早く気づいて、少しずつでも対策していければ、人生はちゃんと続いていきます

怖がりすぎず、でも見逃さない。誰かに話してみる、病院に行ってみる。それだけでも、見える景色がちょっと変わるかもしれません。

「なんとなく気になる」から「ちゃんと知って動く」へ。今できる一歩から、始めてみませんか?

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