「脳梗塞の看護でよくある相談ベスト5|家族が安心するための基礎知識」
目次
【よくある相談①:リハビリはいつから始めるの?】
→ できるだけ早期に、医師と相談して開始を。
脳梗塞は発症直後から時間との勝負です。回復を促すためには、できるだけ早くリハビリを始めることが重要とされています。
- 医師や理学療法士が「離床(ベッドから体を起こす)」のタイミングを判断します。
- 看護師はリハビリの補助として、体位変換や関節の可動域訓練などを日常の中で行います。
【よくある相談②:寝たきりを防ぐには?】
→ 2時間おきの体位変換+褥瘡(じょくそう)予防を意識。
長時間同じ姿勢だと、血流が悪くなり褥瘡(床ずれ)ができるリスクが高まります。
- 2時間おきに向きを変える「体位変換」が基本。
- 市販のエアマットやクッションを活用することで負担が軽減します。
【よくある相談③:言葉が出ない…どう接すれば?】
→ 「理解できていない」と決めつけず、根気よく。
脳梗塞後の失語症では、言葉は出せなくても、相手の言っていることは理解できていることがあります。
- 表情・身ぶり・指差し・写真などで伝える工夫を。
- 「どうしたの?」「水、飲む?」など、短く、ゆっくりした言葉が有効です。
【よくある相談④:トイレやおむつの介助、どうすれば?】
→ 排泄の自立を支えるのが基本。でも無理は禁物。
最初はおむつを使う場合も多いですが、回復に応じてトイレ誘導などを取り入れます。
- 汚れたときも、プライドを傷つけない声かけが大切。
- 「大丈夫、私がついてるよ」など安心感を与える言葉を。
【よくある相談⑤:家族が疲れてしまいそう…】
→ 看護に100点満点はありません。誰かに頼ってOKです。
「全部自分でやらなきゃ」と思うと、家族の心が折れてしまいます。
- 地域包括支援センターや訪問看護、介護保険サービスを遠慮なく活用しましょう。
- 家族の心の余裕も、患者さんの回復に大きく影響します。
【家族に伝えたいこと】
「完璧に看護しなければ」と思わなくて大丈夫です。
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