【脳梗塞リハビリ】脳卒中の後遺症で悩んだら…まず誰かに「相談」してほしい理由17選
目次
脳卒中 後遺症 相談
脳卒中って、人生がガラッと変わるような出来事ですよね。本人だけじゃなく、家族にとっても。
しかもやっかいなのが、「治療が終わったらそれで終わり」じゃないところ。
むしろ、後遺症との付き合いがこれからの人生を形作っていく…そんなイメージに近いかもしれません。
体の動きが前のようにいかない、言葉がうまく出てこない、感情が不安定になる。
それだけでもしんどいのに、誰にも言えずに抱え込んでる人、実はめちゃくちゃ多いんです。
だからこそ——「相談する」っていう一歩が、本当に大事なんです。
今回は、脳卒中の後遺症で悩む人やそのご家族に向けて、どんな相談先があるのか、どんなことが話せるのか、実際に相談するとどう変わるのか、丸ごと解説していきます。
🧩 脳卒中の後遺症ってどんなものがあるの?
脳卒中って一言で言っても、後遺症の出方って人それぞれなんですよね。
見た目ではわからないものも多いからこそ、周りが「大丈夫そう」に見えても、実はすごく頑張ってる人がたくさんいます。
・身体的な後遺症(片麻痺・手足のしびれなど)
一番よく知られているのが、手足が動かしづらくなる麻痺。特に片側だけ動かない「片麻痺」が代表的ですね。
スプーンを持つのも、ボタンを留めるのも一苦労。
慣れるまでに時間がかかるし、「自分でできない」ことに悔しさを感じることもあると思います。
それから、見えにくくなる「視野障害」や、バランスが取れなくなることもあります。
正直、身体のコントロールが効かないって、想像以上にストレスですよね…。
・認知・感情の変化(うつ、不安、記憶力の低下)
体だけじゃなくて、心にも変化が出ることが多いのが脳卒中の特徴です。
今まで当たり前にできていたことが、うまくできない。
そんな日々が続けば、落ち込んだり、不安になったりするのは当然のこと。
さらに、周りから「元気そうに見えるのに…」なんて言われたら、もう心がしんどい。
泣きたくなるし、誰にも会いたくなくなる。
けど、それを口に出すのってすごく勇気がいりますよね。
・言語・発語障害
言いたいことがあるのに、言葉が出てこない。
これ、本人にとっては本当に歯がゆいんです。
周りから「なんで黙ってるの?」って見られても、自分でもわかってる。言いたいのに出てこないんです。
話すことが難しくなると、人と関わるのが怖くなって、どんどん閉じこもってしまう。
でも、そこを理解してくれる人がいるだけで、全然違います。
・日常生活への影響(排泄、食事、移動)
トイレに行くにも、食事をするにも、ちょっとした移動にもサポートが必要になる。
これはもう、プライドもズタズタになりますよね…。
「迷惑をかけたくない」って気持ちが強すぎて、どんどん無理をしちゃう人もいます。
でも、それが続くと逆に体調を崩したり、心が限界になったりする。
そんなときにこそ、「誰かに相談する」って選択肢を思い出してほしいんです。
📣 なぜ「相談」が必要なのか?そのホンネと現実
「相談してくださいね」って簡単に言うけど、実際、誰に何をどう話せばいいのか分からないし、正直ちょっと恥ずかしい。
でも、それでも声を上げるって、すごく大事なことなんです。
・本人のつらさ、家族の葛藤
後遺症を抱えるのは本人。でも、それを支える家族もまた、大きな負担を背負っています。
「前みたいにできない自分」がつらくて、ついイライラしてしまったり。
一方で、「どう支えたらいいか分からない」と悩む家族も疲れ果ててしまう。
でも、どっちも悪くない。
ただ、お互いに余裕がなくて、気持ちを飲み込んでしまってるだけなんです。
だからこそ、第三者に相談するってめちゃくちゃ有効なんです。
ちょっとだけ、心の荷物を降ろせる。
たったそれだけで、状況が少しずつ変わりはじめるんです。
・医療だけでは支えきれない心の部分
病院では体のことを治療してくれる。でも、心の傷まではなかなかケアしきれない。
毎日の不安や、将来のこと、家族との関係——そういう繊細な部分って、意外と話す場がないんですよね。
だから、「ただ話す」「ただ聞いてもらう」ことができる場所って、本当にありがたい。
言葉にするだけで、自分の中のモヤモヤが整理されたり、意外な気づきがあったりするんです。
📍 相談できる場所、実はこんなにあるんです
「どこに相談したらいいのか分からない」って、よく聞きます。
でも実は、思っているよりも相談先って多いんです。
しかも無料のところが多いので、遠慮せずに頼ってほしい。
・地域包括支援センター
まずはこれ。あなたの地域に必ずある、福祉と医療のなんでも窓口。
介護保険のことや、生活の困りごと、制度の使い方など、幅広くサポートしてくれます。
「困ってるんだけど、何から聞いていいか分からない」って人こそ、ここに行ってみてください。
・リハビリ病院・通所施設の相談員
病院やリハビリ施設には「医療ソーシャルワーカー」や「相談支援専門員」という人がいます。
退院後の生活や、リハビリの継続、福祉制度の利用などについて、具体的にアドバイスをくれます。
病院にまだつながってる人なら、まず主治医か看護師さんに「相談窓口ありますか?」って聞いてみてください。
・保健所・自治体の支援窓口
保健所ってちょっと敷居が高いイメージかもしれませんが、実は心の健康に関する相談も受けてくれます。
「気分が沈みがち」「誰にも会いたくない」っていう状態になっていたら、ぜひ連絡を。
また、市区町村の福祉課や障害福祉担当も、困りごとを一緒に整理してくれますよ。
・SNS・オンライン相談窓口
最近では、LINEやチャットで相談できるサービスも増えてきました。
「面と向かって話すのがしんどい」っていう人には、この手軽さがありがたい。
夜間対応している窓口もあるので、気持ちが沈んだときに、ふと連絡してみるのもありです。
🌱 相談した人たちのリアルな声(前向きな変化)
実際に相談した人たちの声を聞くと、「やっぱり、相談って大事なんだな」って思わされます。
・「ただ聞いてもらえただけで救われた」
話の内容より、「話を受け止めてもらえたこと」が嬉しかったって声、多いんです。
「分かってくれる人がいる」っていう実感だけで、ふっと心が軽くなることもあるんですよね。
・「具体的な制度の使い方がわかった」
「介護保険ってどう使うの?」「デイサービスって何ができるの?」
そういう疑問を一緒に整理してくれて、実際に動き出せたことで「前向きになれた」と感じた人も。
“知らない”ってだけで不安になるもの。でも、“分かる”ようになると、不思議とやる気も出てきます。
🛠️ よくある相談内容とそのヒント集
「相談って言われても、何を聞けばいいか分からないんだよなあ…」
実は、そう感じてる人、めちゃくちゃ多いです。
ここでは、よくある質問や悩みをもとに、「こう聞いてみるといいかも」というヒントをまとめてみました。
・介護保険の手続きって?
これは本当に多い質問。
「介護認定ってどうやって受けるの?」「申請って誰がするの?」
しかも手続きがちょっと複雑なんですよね。市役所に書類出して、訪問調査があって、結果が出るまで1か月以上かかったりして…。
なので、「今後どんなサポートを使えるのか知りたいです」ってざっくりでもOK。
地域包括支援センターに行けば、流れを一緒に整理してくれますよ。
・リハビリっていつまでやるの?
これ、ちょっと切実な悩みでもあります。
「もうリハビリ終わりですね」って病院で言われたとき、まだ動きづらさが残ってると、「え、これからどうすんの?」ってなりますよね。
でも実は、退院後にも使える「通所リハビリ」や「訪問リハビリ」って制度があります。
医師の指示があれば継続も可能なので、相談窓口で「自宅でもリハビリを続けたい」と伝えてみてください。
また保険の制約を受けない「自費リハビリ」という選択もあります。
・家族のケアはどうすればいい?
これは見落とされがちだけど、実はめちゃくちゃ大事。
介護する側がストレスで体調を崩す「介護うつ」って、意外と多いんです。
だから、「自分の気持ちも相談していいんだ」って思ってほしい。
たとえば「介護疲れでイライラしてしまう」「自分の時間が取れなくてしんどい」——そんな気持ちも、全然相談してOK。
相談員さんたちは、ちゃんと“家族”の立場にも寄り添ってくれます。
🤝 相談で得られる「安心感」と「つながり」
相談するって、ただ情報をもらうだけじゃないんです。
それ以上に大きいのが、「一人じゃない」って実感。
誰かが自分の話を聞いてくれて、気持ちに共感してくれて、必要なサポートを一緒に探してくれる。
その“つながり”があるだけで、心がふっと軽くなるんです。
しかも、一度つながれば、次に困ったときも「また相談しよう」って思える。
この“安心できる居場所”を持てることって、実はすごく大きい。
🗣️ 脳卒中の後遺症の相談をするタイミングと準備
「まだ早いかな?」って迷う気持ち、すごく分かります。
でも、実は“ちょっと気になり始めたとき”がベストなタイミングなんです。
・こんなサインが出たら相談の合図かも
-
リハビリへの意欲が急に落ちてきた
-
家族の中で言い争いが増えてきた
-
日常の動作がますます難しく感じる
-
気持ちが沈んで何もやる気が出ない
こんなときは、「大丈夫かな?」って思ってる以上に、相談しておいたほうがいいタイミングかもしれません。
・相談前に準備しておくと良いこと
あらかじめ、「何が困っているのか」「どういう場面で困るのか」をメモにしておくと、スムーズに話ができます。
無理にうまく話そうとしなくていいんです。
「あのとき、こういうことがあったんだけど…」って、エピソードを話すだけでも十分。
❓ よくある質問(FAQ)
Q1. 脳卒中の後遺症って治るんですか?
完全に元に戻るケースもありますが、多くは「うまく付き合っていく」方向になります。リハビリや周囲の理解で、できることを増やすことは十分に可能です。
Q2. 誰に相談したらいいか分かりません…
まずは地域包括支援センターか、リハビリ先の相談窓口に連絡してみてください。「どこに相談すべきか」を相談することも、立派な第一歩です。
Q3. 家族の気持ちを聞いてもらえる場所は?
福祉の相談窓口では、家族の話もちゃんと受け止めてくれます。また、介護者向けのカウンセリングを提供しているところもありますよ。
Q4. お金がかかるのが心配です…
多くの相談窓口は無料です。介護保険や障害福祉サービスの利用で、費用の負担を軽くできる制度もあるので、遠慮なく聞いてください。
Q5. 相談しても何も変わらなかったら?
一度で全てが解決するとは限りません。でも、相談したことで見える景色が変わることもあるんです。あきらめず、何度でも声をあげてください。
Q6. オンラインでも相談できますか?
はい、最近ではLINE相談やチャット相談など、ネットでの相談サービスも充実しています。自宅から気軽にアクセスできるのが魅力です。
🔚 最後に 相談するって、弱さじゃなくて「強さ」なんだよ
「相談する」って、何かに負けた気がしたり、「頑張ってない」って思われそうでためらうかもしれない。
でも実際はその逆なんです。
自分のしんどさを認めて、誰かに助けを求めるって、ものすごく勇気がいること。
そしてそれが、次の一歩につながっていく——
誰かの言葉が、あなたの救いになるかもしれないし、あなたの一言が、誰かの背中を押すかもしれない。
だから、どうかひとりで抱え込まずに。
ほんの少し、誰かに話してみてください。
その瞬間から、未来は変わり始めるかもしれません。
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