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脳梗塞リハビリ リバイブあざみ野

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盲目の選手!目隠しでリハビリする効果

2022/06/15

こんにちは!当施設のリハビリではあえて視覚を遮断して行うわけですが、今回は、盲目の選手がいかに視覚以外の能力を使っているかを話していきます。

そのことで、もし脳梗塞で障害を負ってしまったとしても、しっかり能力を上げていける理由について話していきます。

私は横浜市青葉区あざみ野にあります、脳梗塞リハ リバイブあざみ野で理学療法士をしております、鈴木と申します。よろしくお願いいたします。

【視覚がないと生活できない?】

人が得る情報の8~9割は視覚に由来します。ですので、視覚がない視覚障害の方は、生活ができなくなってしまうのでしょうか?

答えはNOです!視覚障害の方は、視覚障害のない方と違った方法で生活を行っています。脳の使い方も変わってきます。

日本パラリンピック委員会の河合純一委員長】

こちらの方は全盲で、パラリンピックで21個のメダルととったレジェンドと呼ばれる方です。河合さんは誰かがしゃべろうとするとその人が話始める前からそちらに顔を向けるそうです。

杖と足の裏、指先の感覚、風でこすれた葉っぱの音や人とすれ違った時の匂いや靴の音。そういったものを感じて、目の代わりに行っているそうです。

これくらい、目を使わないと、聴覚や身体の感覚、嗅覚を最大限使って、目の機能の代わりを行うわけです。

【ブラインドサッカーの選手の脳】

これを裏付ける研究としては、ブラインドサッカーの選手ですが、視覚を用いるには、脳の後頭葉を使用しますが、

ブラインドサッカーの選手は、この後頭葉を視覚情報の処理ではなく、触覚、嗅覚、聴覚の感覚を処理していると言います。

【東京オリンピックで金メダルの木村敬一選手、ゴールボール金メダル浦田理恵選手】

また、水泳バタフライで金メダルを獲った木村選手は、記憶力が素晴らしく優れているそうです。1年前の練習メニューで出したタイム、合宿先、ホテルの部屋、電源の場所、危ないところなど、1度行けば、覚えてしまうようです。

また、浦田選手は、試合中に投げられたボールのスピードやコースを全て覚えているそうです。

これくらい、記憶力でカバーする方もいます。

大脳の内側面にある「楔前部(けつぜんぶ)」が重要】

最初の木村選手の話に戻りますと、木村選手の脳の動きを分析した東大大学院総合文化研究科の研究結果があります。

目が見える水泳選手に比べて大脳の内側面にある「楔前部(けつぜんぶ)」と呼ばれる部分が活発に動いていたそうです。この楔前部は、脳の中では外界で得た情報を統合処理して身体の動きにつなげる役割がありますので、こちらが障害されると、麻痺が出たり、ろれつがまわらなくなったりします(引用 中澤教授の著書『パラリンピックブレイン』)

つまり、逆を言ってしまうと、脳梗塞でこの楔前部が損傷をされたとしても、視覚を遮断したリハビリを行うことで、それ以外の脳の機能が代償して、様々な感覚の能力が上がってくる可能性があるということです。

【当施設でのリハビリ】

どうしても、脳梗塞になり、身体機能が低下してしまうと、もともと視覚が8割~9割使われるのを、麻痺などにより体の感覚が感じにくくなってしまうと、より視覚に頼ってしまいがちです。

そうしますと、目が疲れ、首が疲れ、姿勢が崩れ・・・と悪循環になりがちです。

ただ、ここで、視覚を敢えて遮断して、身体の感覚を再学習していくことで、今まで使ってこなかった機能が向上してくるため、リハビリをしていて、やりたくてもできなかったことが、徐々に向上していくわけです。

【終わりに】

利用者様が、やりたいこと、何かに貢献したいけど、麻痺、高次脳機能障害があり億劫になっている方、全力でサポートしていきたいと考えています。

『あきらめない人の力になりたい!』

今日も頑張っていきます!!!

まずは電話問い合わせ、体験もお待ちしております!
随時、受け付けておりますのでお悩みをお聞かせください。

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少しでもリハビリ難民を救いたい
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理学療法士 鈴木