脳梗塞、脳出血後遺症のリハビリでも使います!香りの効果!!感情の変化に重要です!
こんにちは!今回は香りについて話をしていきますね!
(引用 香り環境 浅野 三千秋)
香りというと重要だと思っていらっしゃる方も多いと思いますが、今回は、それがなぜ重要なのかについて話していきます!
私は、横浜市あざみ野にあります、脳梗塞リハ リバイブあざみ野で理学療法士をしております鈴木と申します。
よろしくお願いします!
【5つの感覚】
まず人間は
①視覚
②触覚
③聴覚
④味覚
そして、⑤嗅覚
で、外界からの変化を感じています。
特に視覚は80%と言われているので、
ほぼほぼ、視覚なわけです。
ただ、他の感覚が重要でないというわけではなく、他の感覚もないと生活しにくくなります。
例えば、聴覚が無くなれば、人の話を聞けなくなりますし、車が近づいても気づかず轢かれるかもしれません。
味覚がなくなれば、味がわからないので、食べ物が変なものでも気づきにくくなります。
痛みを感じなければ、骨折していても気づかず、命を落としてしまいます。
というわけで、当施設でのリハビリでは、視覚をあえて遮断して他の感覚を増させることで、運動機能を上げていくリハビリも行うわけですが、
今回は嗅覚も重要ということで、話していきます。
・
・
主に視覚、聴覚、触覚は、物理的感覚
嗅覚、味覚は化学的感覚と言われています。
単純に、物理的感覚は知性能と言われる大脳新皮質。
つまり、進化の過程で比較的新しく出来た脳になり、
化学的感覚は、物理的感覚に比べると比較的古い脳になります。
ですので、物理的感覚の方が理性を司ることが多く、化学的感覚の方が情動を司ることが多いのです。
この辺りはなんとなく、理解できる人もいらっしゃるかと思いますが、
臭い匂いを嗅ぐと、一気にテンションが下がり、吐き気がしたりしますが、
汚いものを見ても、テンションは下がりますが、においを嗅ぐよりはマシだと思います。人によりますが。。。
・
・
【香りは、空間に】
香りは見た目に現れるものではないので、近づいた時に、感じるものだと思います。
つまり、空気を介して、感じるもの。
空間に対して用いるものになります。
・
・
【香りの効用】
①心理的効果
②生理的効果
③薬理的効果
④マスキング効果
と4つの効果があるとこの論文では言っています。
①心理的効果
使っている人が、それを使っているという満足感、充足感が見られます。
芸能人と同じ香水だとその人になった気分になったりとかでしょうか。
あとは、香りによって、周りの方に心理的効果を与えます。
②生理的効果
こちらは、香りの種類により、鎮静作用や興奮作用など、様々な効果が現れます。
眠気覚ましならハッカ、ユーカリ、レモン、ローズマリーなど
睡眠用ならジャスミン、カモミールなど
不安鬱ならラベンダー、ベルガモットなど
いわゆるアロマ療法と言われるものもこちらを利用しています。
③薬理的効果
先ほどの生理学的効果も含めてですが、それだけでなく、消毒や殺菌、抗菌作用が含まれるものもあります。
④マスキング効果
日本だとあまりなじみがないかもですが、臭いをかき消す効果もあります。
海外ですと、シャワーを浴びない日が続いたりすると体臭がすごい方もいます。
マスキング効果で、悪臭を和らげる効果があるものもあります。
・
・
・
【まとめ】
こういった香りによる精神的、生理学的効果があるのであれば、利用しない手はありません。
当施設の脳梗塞リハでも、室内に香りが良いものを考えているところで、
香りによる変化もリハビリに利用していきます。
・
・
【終わりに】
利用者様が、やりたいこと、何かに貢献したいけど、麻痺、高次脳機能障害があり億劫になっている方、全力でサポートしていきたいと考えています。
『あきらめない人の力になりたい!』
今日も頑張っていきます!!!
まずは電話問い合わせ、体験もお待ちしております!
随時、受け付けておりますのでお悩みをお聞かせください。
少しでもリハビリ難民を救いたい
責任をもって対応させていただきます。
理学療法士 鈴木