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脳梗塞リハビリ リバイブあざみ野

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シリーズ!脳梗塞の危険因子とは?(糖尿病)

2022/06/13

今回は、脳梗塞、脳血管障害の危険因子とは?ということで糖尿病のエビデンス(医学的証拠)について話をしていきます!

私は脳梗塞リハ リバイブあざみ野の理学療法士をしております、鈴木と申します。

よろしくお願いいたします!

【脳卒中の危険因子とは?】

こちらはこの疾患、もしくは習慣などがあると、脳血管障害になる可能性が高くなる因子になります。

①高血圧

②糖尿病

③脂質異常症

④飲酒・喫煙

⑤心疾患

⑥肥満、メタボリックシンドローム、睡眠時無呼吸症候群、末梢動脈疾患など

⑦慢性腎臓病

⑧血液バイオメーカー

などになります。

毎日シリーズで、1つずつ説明をしていきたいと思います。

【危険因子② 糖尿病】

前回は高血圧について話をさせていただきましたが、今回は第2ということで、糖尿病について話していきます。

糖尿病というと、イメージとしては脳梗塞になりやすくなる、ほかの病気も引き起こす可能性があると、

食事や運動を気を付けていらっしゃる方も多いと思います。

では、実際、気を付けているとどういったメリットがあるのか?どんなエビデンス(医学的証拠)があるのかについてまでは知らない方も多いかと思います。

【エビデンス(医学的証拠)】

研究①2型糖尿病(主に生活習慣による糖尿病)では、脳卒中(脳血管障害)を含めた血管のイベント(何かしら起こった状態)の抑制に食事療法+運動療法+薬物療法を行うように勧められる(エビデンスレベル高 推奨度A)

こちらは、みなさんがおもっていらっしゃる通り、エビデンスレベル高、推奨度Aですので、この先、多くの新しい論文が出たとしても覆らないくらい推奨されるレベルになります。

研究②成人2型糖尿病における血糖のコントロールおよび心血管内の抑制にメトホルモン(薬)は第1選択薬として妥当である。(エビデンスレベル中、推奨度B)

こちらは、糖尿病の方は飲んだことがあるかもしれませんが、メトホルモンという薬物療法を使うことがあるのですが、こちらは、現在では推奨されますが、今後、研究が進むとより違う薬が出るかもしれないというレベルになります。

研究③2型糖尿病では、血圧や脂質異常症などの心血管リスク因子の厳格な管理が勧められる(エビデンスレベル高 推奨度A)

こちらは、糖尿病とともに、ほかの高血圧や高脂血症があると、より危険度が増すということです。こちらはイメージがわきやすい方も多いと思いますが、今後も覆される可能性の低い、かなり高い推奨度になっています。

【まとめ】

ですので、エビデンスレベルとしても、食事療法を利用した血糖値の低下のため、減量を促し、血糖コントロールを行っていきます。1万人ほどの研究では、2型糖尿病の方では良質な食事、禁煙、運動療法を守った群と守らない群では心血管のご病気が抑制されたとそうです。

また、研究②のメトホルモンでの治療が第一選択薬として使われることがありますが、もうひとつの薬剤であるスルホニル―インスリン群と比較すると心血管のイベントが少なく出ているので、メトホルモンでの治療が現在においては第一選択として良いですが、今後は新しい薬が出てくるとわからないと思います。

研究③の発生予防には糖尿病を含む危険因子(高血圧、脂質異常症、肥満、喫煙)があるとリスクが高まるということですが、糖尿病以外にもほかに血圧が高かった場合、血圧のコントロールを行うと、脳血管障害の発生率は44%も減少するそうです。

さらにこれにプラスして、高脂血症のコントロールも行うとより発生率は下がっているそうです。

ですので、糖尿病だけでなく、包括的に生活習慣病の予防は大事ということですね。

(引用 脳卒中治療ガイドライン2021)

【終わりに】

利用者様が、やりたいこと、何かに貢献したいけど、麻痺、高次脳機能障害があり億劫になっている方、全力でサポートしていきたいと考えています。

『あきらめない人の力になりたい!』

今日も頑張っていきます!!!

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理学療法士 鈴木