雨の日は痛くなる?○○が関係しています!
こんにちは!脳梗塞リハ、リバイブあざみ野の理学療法士をしています鈴木です!
今回は雨の日や寒い日に痛くなる方が多いので、気象痛について話していきますね!
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【気象痛とは?】
こちらは、よく聞く話かもしれませんが、雨が降ると痛みが増しやすくなる方、もしくは、人によっては雨が予測できてしまう方など話を聞きます。
痛くならない方にとっては、「それって気のせいじゃないの?」とか、「え、精神的なもの?」と言われかねない内容ですが、
精神的なものとして片付けてしまうのも、いささか乱暴だと思いますので、気象痛の論文について話していきます。
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【雨の日や寒い日は痛くなるもの?】
もちろん、全員が全員痛くなる訳ではありませんが、研究により様々であり、慢性疼痛患者の47%~91%の方が疼痛を訴えているという研究もあります。
特に6ヶ月以上の慢性疼痛の場合、出やすい人が多いとされています。
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【気圧は何が関係してるの?】
気圧の話からしていきますね。こちらは先行研究で、内耳(耳の奥、聴覚に関わる蝸牛と平衡覚をつかさどる前庭や3つの半規管(三半規管)から成る)に刺激が加わると、前庭神経(耳の奥の平衡感覚を司る)と言われる部分が刺激されます。
こちらが刺激されると、交感神経が優位になるとされています。
交感神経が優位になり、筋肉が強ばったり、血圧が上がったりします。
そのことで、疼痛を引き起こす可能性が出てきます。
ただ、ノルアドレナリンが同時に出ているので、交感神経が上がっても、ノルアドレナリンが疼痛抑制に働き、痛みが出ない方もいます。
ですので、交感神経が上がり、痛みが出やすい環境になれど、疼痛抑制機構がきちんと働くと痛みが出にくいのです。
【内耳を破壊したモルモットの研究】
ですので、そもそも内耳を破壊したら、この気圧痛は出るのか?を研究したところ、
■低気圧装置に内耳を破壊したモルモットを入れたら、交感神経は上がらなかったそうです。
つまり、内耳が関係している可能性が示唆されました。
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【寒い日はどうなる?】
寒い日は気圧よりも著名に痛みが出やすい人が多くなるそうです。
とくにわざと関節炎を起こしているモルモットで、22°→15°に下げた環境下だと、ほぼほぼ高い確率で逃避性行動が見られるそうです。
こちらは、気圧と同じく交感神経も優位になるのですが、それだけでなく、末梢神経系にも影響を与えるとのことです。
末梢神経というのは、脳や脊髄などから分かれて、全身の器官・組織に分布する神経のことで、体幹から手足の先に延びている神経です。
こちら、寒くなると筋肉の収縮が起こり、身体を震えさせて、寒さから体を温かくする機能が生物にはあるのですが、こちらが働くと、末梢神経を圧迫しやすくなるのと、あとは、循環状態の低下で、神経に血液が行きにくくなり、痛みを伴う場合があります。
つまり、脳からの交感神経でも痛みが出やすくなり、さらに末梢神経からも痛みが出やすくなるということです。
もちろん、必ずではないですが、生物研究だと出やすくなる方向に働くそうです。
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では、どうしたらよいのか?と言われると、やはり痛みを出ている部分はなるべく冷やさないほうが良いので、冷やさないようにすることが大事です。
気圧に関しては、今後の研究に期待といったところです。
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【終わりに】
利用者様が、やりたいこと、何かに貢献したいけど、麻痺、高次脳機能障害があり億劫になっている方、全力でサポートしていきたいと考えています。
『あきらめない人の力になりたい!』
今日も頑張っていきます!!!
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随時、受け付けておりますのでお悩みをお聞かせください。
少しでもリハビリ難民を救いたい
責任をもって対応させていただきます。
理学療法士 鈴木