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脳梗塞リハビリ リバイブあざみ野

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脳出血の看護

2024/07/23

脳出血に対する看護は、患者の状態を総合的に管理し、リハビリテーションを支援することが重要です。以下に、具体的な看護のポイントを詳しく説明します。

初期段階の看護

 

1. 急性期の観察と管理

・意識レベルの評価:JCSやGCSを用いて、意識レベルの変化を頻繁に評価します。

・バイタルサインの監視:血圧、心拍数、呼吸数、体温などのバイタルサインを継続的に監視し、異常があれば医師に報告します。

・頭蓋内圧の管理:頭蓋内圧亢進の兆候(頭痛、嘔吐、意識障害など)を監視し、適切な介入を行います。

 

2. 呼吸管理

・気道確保:患者が自発呼吸を維持できない場合、気道確保や人工呼吸器の使用を検討します。

・酸素療法:必要に応じて酸素投与を行い、酸素飽和度を維持します。

 

3. 循環管理

・血圧管理:過度な血圧上昇は出血を悪化させるため、適切な降圧療法を行います。

 

4. 水・電解質管理

・輸液管理:適切な輸液療法を行い、水・電解質バランスを維持します。

 

 

リハビリテーション期の看護

 

1. 機能回復の支援

・理学療法:理学療法士と連携し、運動機能の回復を支援します。

・作業療法:日常生活動作の訓練を行い、患者の自立を促進します。

 

2. 精神・心理的支援

・心理的サポート:患者の不安やストレスを軽減するためのカウンセリングを提供します。

・家族の支援:家族にも状況を理解してもらい、適切なサポートを受けられるようにします。

 

3. 日常生活の援助

・食事管理:嚥下障害がある場合、適切な食事形態(例えば、刻み食やとろみ食)を提供します。

・排泄管理:排泄の援助や便秘予防を行います。

・清潔保持:身体の清潔を保つための援助を行います。

 

 

継続的な看護

 

1. 再発予防

・生活習慣の指導:高血圧、糖尿病、脂質異常症などの管理を含む生活習慣の改善を指導します。

・薬物療法の指導:処方された薬物を適切に使用するよう指導し、定期的なフォローアップを行います。

 

2. 社会復帰支援

・社会資源の活用:地域のリハビリ施設や福祉サービスを活用し、社会復帰を支援します。

脳出血の患者に対する看護は、急性期からリハビリテーション期、そして再発予防までを包括的に支援することが求められます。それぞれの段階で適切な看護ケアを提供することで、患者の回復を最大限にサポートします。