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脳梗塞リハビリ リバイブあざみ野

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脳出血の後遺症について

2024/07/05

脳出血の主な後遺症

脳出血は、脳内の血管が破れて出血することにより、脳組織が損傷を受ける病態です。これにより、さまざまな後遺症が生じることがあります。以下に、脳出血の主な後遺症を詳しく説明します。

 

1.運動機能障害

・片麻痺(半身不随): 脳出血が起きた側と反対側の身体の運動機能が低下し、片方の手足が動かしにくくなることがあります。

 

歩行障害: 麻痺の影響で歩行が困難になる場合があります。バランス感覚も影響を受けることがあります。

 

 

2. 感覚障害

・感覚の鈍化や喪失: 触覚、痛覚、温度感覚などが鈍くなるか、完全に失われることがあります。

 

・異常感覚: 痛みやしびれなど、正常な感覚とは異なる感覚を感じることがあります。

 

 

3. 言語障害

・失語症: 言葉を理解する能力や話す能力が低下することがあります。話すことができても、適切な言葉が出てこなかったり、言葉が混乱したりします。

 

・構音障害: 発音が不明瞭になり、他人にとって理解しにくい話し方になることがあります。

 

 

4. 認知機能障害

・記憶障害: 短期記憶や長期記憶が損なわれることがあります。

 

・注意障害: 集中力が低下し、複数の事柄に注意を向けることが難しくなります。

 

遂行機能障害: 物事を計画し、実行する能力が低下します。

 

 

5. 精神・情緒障害

・うつ病: 脳の損傷により、うつ症状が現れることがあります。

 

感情失禁: 感情のコントロールが難しくなり、涙が出たり怒りが込み上げたりすることが頻繁に起こることがあります。

 

 

6. 視覚障害

・視野欠損: 視野の一部が見えなくなることがあります。例えば、半分の視野が欠ける「半盲」など。

 

・複視: 物が二重に見えることがあります。

 

7. 排泄障害

・尿失禁: 膀胱のコントロールが難しくなり、尿意を感じても排泄をコントロールできないことがあります。

 

便失禁: 排便のコントロールが難しくなることがあります。

 

 

8. 嚥下障害

・嚥下困難: 食べ物や飲み物を飲み込むのが難しくなることがあります。これは誤嚥(食べ物や液体が気管に入ること)を引き起こすリスクがあります。

 

これらの後遺症の程度や種類は、出血の部位や範囲、治療のタイミングなどによって異なります。リハビリテーションや適切な医療ケアを受けることで、後遺症の軽減や回復が期待できます。