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脳梗塞リハビリ リバイブあざみ野

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【脳梗塞リハビリ】〜自費リハビリの難しさ〜

2024/05/03

【脳梗塞リハビリ】〜自費リハビリの難しさ〜

【自費リハビリのセラピストの難しさ】

 

自費リハビリのセラピストとしての難しさはいくつかあります:

1.費用面の圧力

患者が自費でリハビリを受ける場合、セラピストは患者に費用対効果の高いサービスを提供する必要があります。しかし、費用対効果のバランスを保ちつつ、患者のニーズに応えることは難しい場合があります。

2.医療保険の適用外

自費リハビリでは医療保険が適用されないため、セラピストは患者にとって負担が少ない方法で効果的な治療を提供する必要があります。これにより、セラピストが創造的で効率的な治療方法を見つける必要が生じます。

3.患者のモチベーションの維持

自費リハビリの患者は自主的に支払っているため、モチベーションを維持することが難しい場合があります。セラピストは患者のモチベーションを高めるために、励ましやサポートを提供する必要があります。

4.カスタマイズされたケアの提供

自費リハビリでは、セラピストは患者のニーズに合わせてカスタマイズされたケアを提供する必要があります。これには、患者の状態や進行に応じて治療プランを調整することが含まれます。

5.継続的な支援の提供

自費リハビリの患者は、セラピストからの継続的なサポートやアドバイスを求める場合があります。セラピストは、患者がリハビリプログラムを継続し、目標を達成するために必要な支援を提供する必要があります。

一般的には保険内でのリハビリテーションより、実際に金銭のやり取りをしながらとなるため、費用対効果を求められるのは当然の事です。

そのため、リハビリ時間内に結果を出さなければ今後のリハビリには繋がらないため非常にセラピストの力量が試される現場となります。

【良かれと思っていることが反対になる事も】

セラピストとして良かれと思う事は、なるべく提案してしまうワタシです。

ただどう考えてもリハビリのプラスにしかならないような提案でも、ご利用者様にとっては必ずしもそうとは限らないことがあります。

自費リハ利用者は我慢しない!!

 

【ご利用者様は勝手には集まらない】

脳梗塞リハビリという看板を掲げたからといっても簡単にご利用者様が集まるわけではありません。

病院のようにベッドが空いたら、次の患者さんが転院してくるわけではもありません。

あくまでも商品はセラピスト自身と空間です。そのためには、集客のための努力を年単位でコツコツと継続する必要があります。

継続は力なり!!(継続する忍耐と開き直りが大切。いずれそれがいずれ力となる!)。

 

【地域に根付くリハビリ施設】

自費!!というだけで敬遠してしまう、事業所や施設、ケアマネジャーさんはたくさんいらっしゃいます。

それもそのはず。保険内でのリハビリテーション単価よりも単純に倍近くする費用。患者様やご利用者様にメリットがあるとは考えにくいです。

ただ、メリットがあるかないかは自身が決めること。困っているのも自身。地域の選択肢のひとつでありたい。

 

【セラピストのリアル失敗例】

〜日常生活に踏み込み過ぎた例〜

ワタシの失敗例その①は、脳梗塞のご利用者様。ご家族は非常に協力的&熱心。これは施設内でのリハビリ以外にも、自宅でのリハビリメニューもと考え、張り切って提案。最初は快く受け入れられていたかと思いきや、まさかの自宅でのリハビリが苦痛で家族にあたるようになってしまい不穏に。距離感や提案の難しさを痛感させられた一例でした。

 

〜装具の提案での失敗〜

ワタシの失敗例その②は、脳出血のご利用者様。発症後半年未満。急性期病院へ入院後に一般病院へ転院。リバイブあざみ野に来た時には車椅子使用。

ワタシの見立ては、現在は車椅子を使用しているが、麻痺の程度も重度ではないので将来的には屋外歩行を一本杖で自立出来るかな!?という印象。

ただ現段階では、現在使用している簡易装具で、歩行練習を積極的に行っていくのはちょっと良くないかなと考え、装具の提案をする。

発症からもそんなに時間が経過していないことを踏まえ対応は迅速にと考えてしまう。

ただこれが裏目に。まだまだセラピストとの関係性も確立されていない状態。『簡易装具→もう少ししっかりとした装具』この提案がご利用者様を落ち込ませてしまう結果に。

セラピストとして良かれと思うことが、必ずしも正解ではない。

 

【自費リハビリの収益を上げるためには】

自費リハビリで収益を上げるためには、以下の方法が考えられます:

1.価値の提供

高品質なサービスを提供し、患者が支払った費用に見合う価値を提供します。患者のニーズに合わせたカスタマイズされたプログラムを提供し、治療の効果や成果に焦点を当てます。

2.顧客満足度の向上

患者の満足度を高めることで、リピーターを増やし、口コミで新規患者を獲得します。コミュニケーションを重視し、患者との信頼関係を築きます。

3.マーケティング戦略

効果的なマーケティング戦略を採用し、ターゲット市場にリーチします。オンライン広告、ソーシャルメディアプレゼンスの構築、地域コミュニティでのイベント参加など、多様な方法を活用します。

4.パートナーシップの構築

医療機関や関連産業とのパートナーシップを構築し、相互の利益を最大化します。紹介プログラムや共同プロモーションを通じて、相互協力を促進します。

5.継続的な改善

顧客フィードバックを収集し、サービスやプログラムを改善します。患者のニーズや市場のトレンドに応じて、柔軟に調整し、競争力を維持します。

6.パッケージ化されたサービスの提供

複数のセッションやサービスをパッケージ化して提供し、患者に割引や特典を提供することで収益を増やします。

7.付加価値サービスの提供

追加料金を支払うことで提供される特別なサービスや施術を提供し、患者の満足度と支払額を増やします。

8.オンラインコンテンツやリモートサービスの提供

オンラインでのセラピーセッションやリモートコンサルテーションを提供し、地理的制約を超えて患者にサービスを提供します。

9.グループセッションの開催

複数の患者を一度に受け入れるグループセッションを開催し、収益を増やします。グループセッションでは個々の患者に対するセラピストの時間と労力が減り、効率が向上します。

10.健康保険との提携

特定のプログラムやサービスを健康保険と提携して提供し、患者に負担を軽減することで需要を増やします。ただし、手続きや条件が複雑である場合がありますので、適切な提携先を選択する必要があります。

 

【自費リハビリを成功させるセラピストの特徴とは】

自費リハビリを成功させるセラピストには、以下の特徴があります:

1.カスタマイズされたケア

患者のニーズや状態に合わせて、個別にカスタマイズされたリハビリテーションプランを作成します。患者の目標や能力を理解し、それに基づいて効果的な治療を提供します。

2.コミュニケーション能力

患者との良好なコミュニケーションを確立し、患者の信頼を得ることができます。患者の進行や不安に対処し、適切なサポートを提供します。

3.モチベーションの促進

患者のモチベーションを高めるために、目標設定や成果の可視化、ポジティブなフィードバックを行います。患者が治療にコミットし続けるためのサポートを提供します。

4.効果的な治療技術

最新の治療技術や方法を熟知し、患者に最適な治療を提供します。効果的な手技やエクササイズを使用し、患者の機能回復や健康状態の改善に寄与します。

5.継続的な学びと成長

医学やリハビリテーションの最新の知識やトレンドに常にアップデートし、自己成長と専門知識の向上に努めます。患者に最高のケアを提供するために、常に学び続ける姿勢を持ちます。

6.協力的な態度

他の医療専門家や関連するスタッフと協力して、総合的なケアを提供します。チームワークを重視し、患者のニーズに最適な解決策を見つけるために協力します。

7.エンパワーメントの促進

患者を自己管理の重要性について教育し、自らの健康管理に積極的に参加することを奨励します。患者が自身の治療プロセスに関与し、自己効力感を高めることを支援します。

8.柔軟性と適応性

患者の状態やニーズが変化する場合があるため、柔軟かつ適応的なアプローチを取ります。状況に応じて治療計画やアプローチを調整し、最良の結果を得るために対応します。

9.プロフェッショナリズムと倫理

患者のプライバシーと個人情報の保護に細心の注意を払い、倫理規定に従って行動します。患者に対する尊重とプライバシーの確保を最優先事項とします。

10.継続的なサポートとフォローアップ

治療終了後も患者との関係を維持し、必要に応じてフォローアップケアやサポートを提供します。患者がリハビリテーションの成果を維持し、再発を防ぐために支援します。

11.プラクティスマネジメントスキル

自費リハビリのセラピストは、実務管理スキルを持ち、予約管理、料金設定、顧客関係管理などの業務を効率的に行います。経営面でも優れた能力を発揮し、事業を成功させるための戦略を立てます。

 

【自費リハビリのセラピストに気合いと根性は必要か】

自費リハビリのセラピストには、気合いと根性だけでなく、専門知識や臨床技術、コミュニケーション能力、そして患者への思いやりが重要です。ただし、気合いと根性も重要な要素の一部です。自費リハビリのセラピストはしばしば患者の期待や責任を背負い、経済的なプレッシャーにさらされることがあります。そのため、困難な状況に対処するためには、情熱や意志の力が必要です。しかし、これらの特性だけでなく、適切なトレーニングやプロフェッショナリズムも不可欠です。

 

【セラピストにとって自費リハビリはステップアップには必要な要素である】

自費リハビリは、セラピストにとってステップアップにつながる可能性があります。以下の点を考慮すると、自費リハビリがセラピストの成長やキャリアの発展に寄与することがあります:

1.クライアントとの密接な関係

自費リハビリでは、セラピストとクライアントの関係がより直接的で密接になる場合があります。これにより、セラピストはクライアントのニーズや目標をより深く理解し、個別に対応する機会を得ることができます。

2.経営的な理解とスキルの習得

自費リハビリを運営することで、セラピストはビジネススキルや経営的な理解を身に付ける機会を得ることができます。これには、予約管理、料金設定、マーケティング、顧客サービスなどが含まれます。

3.イノベーションと創造性の発揮

自費リハビリでは、セラピストが自らのアイデアやイノベーションを実践する機会があります。新しいプログラムやアプローチを開発し、顧客に提供することで、セラピストは自らの能力を発揮し、スキルを向上させることができます。

4.責任と自己管理能力の向上

自費リハビリを運営するためには、セラピストが責任を持ち、自己管理能力を発揮する必要があります。これにより、セラピストはリーダーシップ能力や組織能力を向上させることができます。

5.キャリアの多様化

自費リハビリを行うことで、セラピストは従来の医療施設やクリニックだけでなく、プライベート設定やコミュニティベースのサービスでのキャリアを検討する機会を得ることができます。これにより、セラピストのキャリアの多様性が高まります。

6.個別の成果の追求

自費リハビリでは、セラピストは個々のクライアントの成果や進歩に直接関与し、それをより詳細に追求することができます。これにより、セラピストはより豊かな経験を積み、自らのスキルを向上させることができます。

7.自己ブランディングと市場価値の向上

自費リハビリを行うことで、セラピストは自己ブランディングを構築し、自身の専門性や価値を示す機会を得ることができます。これにより、セラピストの市場価値が向上し、将来のキャリアにおける機会が拡大する可能性があります。

これらの要素は、セラピストが自費リハビリを活用することで、より豊かなキャリアの機会を得るための重要な要素です。

ただし、自費リハビリはリスクも伴います。セラピストは責任を持ち、患者のニーズに応えるために努力しなければなりません。経済的な成功だけでなく、患者の安全と健康も最優先事項であることを心に留めておく必要があります。