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脳梗塞リハビリ リバイブあざみ野

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【脳梗塞リハビリ】〜脳卒中の経験者の食事と注意すべき事について〜

2023/12/05

【脳梗塞リハビリ】〜脳卒中の経験者の食事と注意すべき事について〜

 

【脳梗塞再発の危険因子について】

脳梗塞再発の危険因子は多岐にわたります。以下はその主な要因です:

〜高血圧(高血圧症)〜

高血圧は脳梗塞のリスクを増加させます。血管にかかる負担が大きくなり、動脈硬化が進行しやすくなります。

脳梗塞再発と高血圧の関係について詳しく見てみましょう。

1.高血圧と脳梗塞の関連性:

・高血圧は血圧が通常の範囲を超えて上昇している状態を指します。この状態では、血圧が血管にかかる圧力が高まり、動脈が損傷しやすくなります。

・高血圧は動脈硬化(アテローム性動脈硬化)を進行させ、血管内にコレステロールやその他の物質が蓄積し、血管が狭くなります。

2.高血圧と脳梗塞のメカニズム:

・動脈硬化により、脳の血管が狭くなり、血流が制限されます。

・高血圧により、血管壁が弱くなり、血管内で炎症が起きやすくなります。

・血管の内側にできる血栓やプラークが脳の血管に詰まり、血流が遮断されることが脳梗塞の原因となります。

3.高血圧のコントロールと脳梗塞予防:

・高血圧をコントロールすることは脳梗塞の予防に重要です。

・薬物療法、生活習慣の変更(食事の見直し、運動の導入、喫煙の禁止など)、定期的な医師の診察が高血圧の管理に役立ちます。

・高血圧が他のリスク因子と結びついている場合、それらの因子も同時に管理することが必要です。

高血圧の予防と管理は、脳梗塞の再発を防ぐために不可欠なステップです。医師のアドバイスに従い、薬物療法やライフスタイルの変更を通じて、血圧を適切な範囲に保つことが重要です。

 

〜糖尿病〜

糖尿病患者は脳梗塞の発症リスクが高まります。高血糖が血管を傷つけ、血栓の形成を促進する可能性があります。

脳梗塞再発と糖尿病の関連性について詳しく説明します。

1.糖尿病と脳梗塞の関連性:

・糖尿病は、血糖値が通常よりも高くなる代謝異常の状態です。

・高血糖が長期間にわたって持続すると、血管にダメージを与え、動脈硬化(アテローム性動脈硬化)が進行しやすくなります。

・動脈硬化により、脳の血管が狭くなり、血液の流れが制限される可能性が高まります。

2.糖尿病と脳梗塞のメカニズム:

・糖尿病は血管内の炎症を引き起こし、血管の内側にコレステロールやその他の物質が蓄積しやすくなります。

・高血糖は血管内で血小板の異常な凝集を引き起こし、血栓形成のリスクを増加させます。

・これにより、脳梗塞が発生する可能性が高まります。

3.糖尿病のコントロールと脳梗塞予防:

・糖尿病患者は、血糖値を管理することが不可欠です。これは薬物療法やインスリン注射、食事療法、定期的な運動などを通じて達成されます。

・血糖値の適切な制御は、脳梗塞の発症リスクを低減する助けになります。

4.他のリスク因子との結びつき:

・糖尿病は他の脳梗塞の危険因子とも結びつくことがあります。例えば、高血圧や高コレステロールなどが同時に存在する場合があります。

・これらの危険因子に対する積極的な管理が、脳梗塞再発予防に寄与します。

糖尿病患者は、定期的な医療チェックや医師の指導のもとで、血糖値の管理を徹底し、生活習慣の改善を図ることが重要です。これにより、脳梗塞のリスクが低減され、再発予防が促進されます。

 

〜高コレステロール〜

高いコレステロール値も動脈硬化を引き起こし、脳梗塞の危険性を増加させます。

脳梗塞再発と高コレステロールの関連について詳しく説明します。

1.高コレステロールとは:

・コレステロールは体内で必要な物質であり、細胞の構成要素やホルモンの合成に関与しています。しかし、血中のコレステロール値が過剰に上昇すると、動脈硬化の原因となります。

・高密度リポプロテイン(HDL)と低密度リポプロテイン(LDL)は、主なコレステロールの搬送体であり、特にLDLコレステロールが動脈硬化に関与すると考えられています。

2.高コレステロールと脳梗塞の関連性:

・高コレステロールは、動脈内にコレステロールが蓄積し、アテローム性動脈硬化を引き起こす可能性があります。

・アテローム性動脈硬化では、動脈の内側にコレステロールがたまり、血管が狭くなるか、血栓が形成されることがあります。

・脳梗塞は、このような血管の狭窄や血栓によって脳の血流が制限されることで発生します。

3.高コレステロールのコントロールと脳梗塞予防:

・高コレステロールの管理は、薬物療法と生活習慣の変更を組み合わせて行われます。

・スタチンなどの薬物は、LDLコレステロールを低減させ、動脈硬化の進行を遅らせることが期待されます。

・食事の見直しや運動も、高コレステロールの管理に効果的です。

4.他のリスク因子との結びつき:

・高コレステロールは他の脳梗塞の危険因子とも結びつくことがあります。例えば、高血圧や糖尿病が同時に存在する場合があります。

・複数の危険因子に対する統合的なアプローチが、脳梗塞再発予防に有益です。

高コレステロールが脳梗塞再発の危険因子となるため、医師の指導に従い、薬物療法や健康的な生活習慣の確立を通じてコレステロールを管理することが重要です。

 

〜喫煙〜

タバコは血管を収縮させ、血栓を形成しやすくします。これが脳梗塞のリスクを高める要因です。

脳梗塞再発と喫煙の関連について詳しく説明します。

1.喫煙と脳梗塞の関連性:

・喫煙は血管を収縮させ、血管内の炎症を引き起こすことが知られています。

・喫煙により、血栓が形成されやすくなり、動脈硬化が進行しやすくなります。

・これにより、脳梗塞の原因となる血栓が脳の血管に詰まるリスクが増加します。

2.喫煙と脳梗塞のメカニズム:

・喫煙により、一酸化炭素や有害な化学物質が血液中に取り込まれ、酸素供給が減少します。

・血中の酸素不足は、血管を収縮させ、血液の流れを妨げます。

・血管の収縮と炎症により、血栓が形成され、脳梗塞が引き起こされる可能性が高まります。

3.喫煙の中断と脳梗塞予防:

・喫煙中断は、脳梗塞再発のリスクを低減する効果があります。

・喫煙を中断すると、血管の機能が改善し、徐々に脳梗塞のリスクが減少します。

4.他のリスク因子との結びつき:

・喫煙は他の脳梗塞の危険因子とも相互に影響し合う可能性があります。例えば、高血圧や高コレステロールが同時に存在する場合があります。

・複数の危険因子に対する統合的なアプローチが、脳梗塞再発予防に有益です。

喫煙は脳梗塞再発の危険因子の一つであり、禁煙は重要な健康対策となります。医師や禁煙プログラムを通じて、禁煙のサポートを受けることが効果的です。

〜運動不足〜

不足した運動は肥満や高血圧などの他の危険因子を引き起こし、脳梗塞の再発リスクを増加させます。

脳梗塞再発と運動不足の関連について詳しく説明します。

1.運動不足と脳梗塞の関連性:

・運動不足は、体重の増加や生活習慣病などの健康問題を引き起こす一因となります。

・不足した運動は、高血圧や高コレステロール、糖尿病のリスクを増加させ、これらは脳梗塞再発の要因となります。

2.運動不足のメカニズム:

・適切な運動が不足すると、心臓や血管の機能が低下し、血流が滞りやすくなります。

・運動不足により、体重が増加し、これが高血圧や高コレステロールの原因となります。

・運動不足は血糖値の調整も難しくし、糖尿病の発症リスクを高めます。

3.運動と脳梗塞予防:

・運動は心臓や血管の健康を促進し、血液の循環を改善します。

・運動により、体重を管理し、高血圧や高コレステロールを予防または改善する効果があります。

・適度な運動はインスリン感受性を向上させ、糖尿病の発症リスクを低減させることができます。

4.他のリスク因子との結びつき:

・運動不足は他の脳梗塞の危険因子とも相互に影響し合う可能性があります。例えば、喫煙や不健康な食習慣が同時に存在する場合があります。

・統合的なアプローチで複数のリスク因子に対処することが重要です。

適度な運動は脳梗塞再発の予防に寄与します。医師や専門家の指導のもとで、個々の健康状態に合わせた適切な運動プランを作成し、実践することが重要です。

〜過体重(肥満)〜

過体重や肥満も脳梗塞のリスクを増大させる可能性があります。

脳梗塞の再発リスクは、過体重や肥満と関連しています。過体重があると高血圧、高コレステロール、糖尿病のリスクが増加し、これらは脳梗塞の再発を引き起こす可能性があります。適切な食事、運動、生活習慣の改善が重要です。医師のアドバイスを受けながら、体重管理と健康な生活を心掛けましょう。

 

〜心房細動(Atrial Fibrillation)〜

不整脈である心房細動は血栓形成のリスクを高め、それが脳梗塞を引き起こす可能性があります。

脳梗塞の再発と心房細動の関連は重要です。心房細動は心臓の不整脈で、血栓が形成されやすくなります。これらの血栓が血流を阻害し、脳梗塞を引き起こす可能性があります。心房細動の患者は抗凝固薬などで血栓のリスクを管理する必要があります。定期的な医師の診断と治療プランの遵守が、脳梗塞再発リスクを低減するのに役立ちます。

 

〜家族歴〜

直系の親や兄弟姉妹に脳梗塞や心血管疾患がある場合、遺伝的な要因も考慮されます。

脳梗塞再発と家族歴の関連はあります。遺伝的な要因が一部関与しており、家族に脳梗塞や血管疾患の歴史がある場合、個人の再発リスクが高まることがあります。遺伝的な傾向には、高血圧や高コレステロールなどのリスク因子の遺伝が影響しています。

ただし、家族歴があるからといって必ずしも脳梗塞が再発するわけではありません。他の環境要因や生活習慣も影響を与えるため、予防策としては、適切な食事、運動、定期的な健康診断が重要です。医師と相談しながら個別のリスク評価と対策を検討しましょう。

 

これらの危険因子に対処するためには、生活習慣の改善、定期的な健康チェック、医師の指導に基づく治療が重要です。医師のアドバイスに従い、リスク因子を管理することが再発予防の鍵となります。

 

【退院後の食生活のポイント】

脳梗塞退院後の食生活には以下のポイントがあります:

1.低塩食

高血圧は脳梗塞のリスクを増加させる可能性があるため、塩分の摂取を制限しましょう。

2.低脂肪食

飽和脂肪やトランス脂肪の摂取を制限し、心臓血管の健康を維持します。

3.バランスの取れた食事

グリーンリーフ野菜、果物、全粒穀物、健康な脂質(オメガ-3脂肪酸含有の魚など)を含む多様な食品を摂ることが重要です。

4.血糖値管理

糖尿病がある場合は、血糖値を適切に管理することが大切です。

5.適量のタンパク質摂取

筋肉の健康を維持するため、適切なタンパク質を摂ることが重要です。

6.規則正しい食事

定期的な食事を摂り、大きな食事を避けることが良いです。過食や食事の欠食は避けましょう。

7.医師の指示に従う

退院後の栄養状態や特定の制限については、主治医や栄養士のアドバイスに従いましょう。

これらのポイントを考慮しながら、健康的な食事療法を心掛けることが、脳梗塞の予防と再発リスクの軽減に役立ちます。

 

【脳梗塞後に摂取すべき栄養素と、控えるべき栄養素とは】

脳梗塞後には、特定の栄養素の摂取を重点的に考慮する必要があります:

〜摂取すべき栄養素〜

1.オメガ-3脂肪酸

魚(サーモン、マグロなど)や亜麻仁油などから摂取し、心臓血管の健康をサポートします。

2.抗酸化物質

ビタミンC、ビタミンE、セレンなどが含まれる果物、野菜、ナッツなどを摂ることで、細胞への酸化ストレスを軽減します。

3.ビタミンB群

特にビタミンB6、B12、葉酸は、神経系の健康に寄与します。レンズ豆、ほうれん草、牛乳、卵などが良い摂取源です。

4.食物繊維

野菜、果物、全粒穀物から摂取し、腸の健康を維持し、コレステロール値をコントロールします。

5.カルシウムとビタミンD

骨密度を保つために重要です。低脂肪の乳製品、魚、日光浴などから摂取します。

〜控えるべき栄養素〜

1.飽和脂肪

脳梗塞のリスクを増加させる可能性があるため、肉の脂身や加工食品からの摂取を制限します。

2.トランス脂肪

加工食品や一部のマーガリンに含まれています。心臓血管系の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

3.塩分

高血圧を引き起こす可能性があるため、食塩摂取を抑えます。

4.砂糖

過剰な砂糖摂取は炎症を引き起こし、血糖値を乱す可能性があるため、制限が重要です。

医師や栄養士の助言に基づいて、個々の健康状態に合わせたバランスの取れた食事を心がけましょう。

 

【脳梗塞患者が外食する時の注意点】

脳梗塞患者が外食する際には以下の点に気をつけることが重要です:

1.低塩食を選ぶ

高塩分の食品は血圧を上昇させる可能性があります。メニューを見て、塩分が控えめな選択肢を選びましょう。

2.低脂肪な選択

飽和脂肪やトランス脂肪が多い食品は避け、蒸し焼きやグリルなど低脂肪調理法を含むヘルシーな選択を心がけます。

3.野菜と果物を増やす

色とりどりの野菜や果物は抗酸化物質やビタミンが豊富で、健康に良いです。サラダや側菜を追加してバランスを取りましょう。

4.適量のタンパク質

適度なタンパク質は筋肉や体組織の修復に役立ちます。魚や鶏肉など、低脂肪で高タンパク質の選択が良いです。

5.小分けのサイズを選ぶ

過剰なカロリーや塩分を摂るのを防ぐために、小分けされたサイズの料理を選びます。

6.水分補給

適切な水分摂取は重要です。糖分の多い飲み物やカフェインを控え、水やハーブティーを選ぶと良いです。

7.調味料に気をつける

醤油やソース、ドレッシングなどの調味料には塩分や砂糖が含まれることがあるので、控えめに使うか、別で提供してもらうようにお願いすると良いです。

外食の際は、食事内容だけでなく、ゆっくりと食事を楽しむことや、適度な運動も考慮して、健康なライフスタイルを保つように心がけましょう。

 

【脳梗塞再発予防食事レシピ】

脳梗塞再発予防のための食事は、バランスが取れた栄養価の高い食品を重点的に摂ることが重要です。以下に、健康な食事の一例を示します:

朝食:

オートミールとベリーパフェ

・オートミール(無糖)にヨーグルトと混ぜ、ブルーベリーやいちご、くるみをトッピング。

・ハチミツで甘みを加える。

昼食:

サーモンと野菜のクイノアボウル

・グリルしたサーモンフィレとクイノアをベースにする。

・ブロッコリーやトマト、アボカド、レモンを添え、オリーブオイルでドレッシング。

夕食:

鶏胸肉と野菜の焼き物

・鶏胸肉をハーブで味付けし、焼く。

・さつまいもやほうれん草、パプリカなどの野菜を添え、オリーブオイルドレッシング。

おやつ:

ギリシャヨーグルトとフルーツ

・低脂肪のギリシャヨーグルトに、カットフルーツやナッツを加える。

注意点:

・塩分の控えめな調理: 食事の調理には塩分を控え、ハーブやスパイスで風味を出す。

・多様な野菜の摂取: 彩り豊かな野菜を取り入れて、抗酸化物質やビタミンを摂る。

・良質な脂質: オメガ-3脂肪酸が豊富な魚やナッツ、アボカドなどを選び、心臓血管の健康をサポート。

これは一例であり、個々の健康状態や医師のアドバイスに基づいて食事を構築することが重要です。

 

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