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脳梗塞リハビリ リバイブあざみ野

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VOL.35 神経ネットワークの全体像~長兄small talk~

2022/11/05

こんにちは長兄です。ここ横浜は11月に入り秋晴れでぽかぽか陽気の毎日です。今日からまた少し寒くなるとか。ハロウィーンも終わり世の中はクリスマスと年末年始に向けて一直線(あと・・・物価高)

交わす会話も「今年もあと少しですね」「1年ほんとにあっという間」などなど、恐らく毎年しているであろう会話を繰り返す日常。

前回ちょっとお知らせした最近始めたことシリーズの動画編集ですが、まだまだ楽しく継続中で用途に合わせて新しいアプリを検索中。

もっとーは「時間をかけずにサクッと編集」。

 

 

さて、今回は神経ネットワークの全体像お話です。

 

脳と全身は、さまざまな神経でつながっている。神経の種類や構造、働きを理解すると司令塔としての脳の働きが見えてくる

 

脳・脊髄からなる中枢神経、全身に分布する末梢神経

神経は脳を中心として、体のすみずみまで張りめぐらされて、全身を統制している。その神経のネットワークは、中枢神経系と末梢神経系に大別できる。

中枢神経系は、脳とそれに続く脊髄で、頭蓋および脊柱管のなかにある神経である。

末梢神経系は、中枢神経系以外の神経すべてをさす。

これは脳と脊髄から末梢組織へと向かう神経群で、中枢神経からの指令を体内の各部位に伝え、体内の各部位からの情報を中枢に伝えている。

解剖学的に見ると、末梢神経系には、脳神経と脊髄神経がある。

脳神経は、脳から直接末梢組織に伸びる12対の神経である。脊髄神経は、脊髄の椎間孔に出入りする31対の神経である。

 

機能的には体性神経と自律神経がある

 末梢神経系を機能で分類すると、体性神経と自律神経に大別出来る。

 体性神経は、意識下での運動(随意運動)と感覚を担っており、感覚神経と運動神経とがある。

 感覚神経は、体表や深部にある感覚受容器の興奮信号を、中枢神経に伝えている。運動神経は、中枢神経からの運動指令を、骨格筋などの運動を担う末梢組織に伝えている。

 体性神経が司る機能は、動物機能と呼ばれている。自律神経は、無意識下での内臓の動き(不随意運動)を司っており、その働きは植物機能と呼ばれている。

 自律神経には、機能が相反する交感神経と副交感神経の2種類があり、お互いが拮抗し合って機能している。

 

【末梢神経系の機能的分類

体性神経

 感覚神経 → 体表や深部の感覚を中枢神経系に伝える

 運動神経 → 中枢神経からの運動指令を体の各部に伝える

 

 自律神経

 交感神経 → 体内を興奮・緊張状態にし、消化吸収などの働きを抑制する

 副交感神経 → 体内を安静化させ、消化吸収などの働きを促進する

 

全身に分布する末梢神経系

神経系には脳と脊髄からなる中枢神経系と、中枢神経と連絡する末梢神経系とがある。これらの神経が体のすみずみまで張り巡らされることで、体内外の状況に的確に反応することができる。

 

 

 

 

 引用文献

ぜんぶわかる 脳の辞典:p6667  成美堂出版