【脳梗塞 リハビリ 】運動学習の考え方!
今回は当施設でも考えている運動学習について話していきます。
脳梗塞の方向けに話してはいきますが、基本的にスポーツや、勉強などにも共通する考え方だと思います。
よろしくお願いします。
【自己紹介】
私は脳梗塞リハ リバイブあざみ野で理学療法士をしております。鈴木と申します。
医療の知識について話していきますので、よろしくお願いします。
【運動学習】
日常生活動作にしろ、運動を学習していくことにより、
比較的永続的な変化をしながら、動作を獲得し、日常生活動作、スポーツ、応用動作などなどを豊かにしていくものです。
この運動学習には、
①顕在学習
②潜在学習
とありまして、
潜在学習の面もしっかりリハビリでは見ていきます。
①顕在学習は表面的に現れているので、意識して行動することも可能ですので、目で見てはっきり確認出来る学習になります。
リハビリでも手で持てるようになった!10m歩けるようになった!階段登れるようになった!
など、学習後に満足度が高く現れます。
②潜在学習は意識下レベルでの運動学習スキルの獲得になります。
例えば、今まで麻痺の手を使おうと思っていなかったが、無意識的に動かそうとした。とか、今まで旅行に行きたいと思えなかったけど、自然と旅行の話をしていた。
など、潜在学習もしっかり持っておくことで、顕在学習にも繋がってきます。
【運動学習の3段階】
また運動学習は3段階に分かれます。
①初期段階 身体感覚に誘導された運動をゆっくりと実行する段階。成功、不成功、時間帯なども安定しない。
②中間段階 感覚運動地図の段階的学習でスピードも上がる。
③上位段階 速く、自律的、巧緻的。実行時間も安定。
【潜在学習の重要な要素】
ここでまた潜在学習について話していきますが、潜在学習の段階でどんなことが起きているかというと、大脳基底核、小脳、脳幹、感覚運動野など、脳の中でも様々な場所が関わって、同時に処理されてなど、
表に出てきていない運動であっても、かなり複雑な脳の処理をしております。
ですので、逆を言うと、脳梗塞などで大脳皮質が損傷したとしても、それ以外が生きているので、改善の見込みが全くなくなるということは考えにくいのです。
もちろん、神経伝達経路、脳の可塑性と言われる損傷を受けた部位の周りで脳の細胞が、損傷を受けた部位の代わりをする状態になるためには、
莫大な量の様々な感覚入力が必要になります。非麻痺側を固定して、麻痺側を強制的に使わせるCI療法に代表されるようなリハビリも莫大な量の感覚が入ります。
【当施設のリハビリ】
脳梗塞リハ リバイブあざみ野では、莫大な量の感覚入力を入れていきます。
時間の許す限り、今まで感じたことがないくらい、ご利用者様に感覚を入れていきます。
揺すったり、動かしたり、セラピストが体を使って、ご利用者様の感覚を徹底的に入れていきます。
そうでもしないと、運動の再学習は程遠いと考えているからです。
気になる方は、当施設の事例紹介のページにもリハビリ風景が入れてあるので、見ていただければ、ありがたいです。
【終わりに】
利用者様が、やりたいこと、何かに貢献したいけど、麻痺、高次脳機能障害があり億劫になっている方、全力でサポートしていきたいと考えています。
『あきらめない人の力になりたい!』
今日も頑張っていきます!!!
まずは電話問い合わせ、体験もお待ちしております!
随時、受け付けておりますのでお悩みをお聞かせください。
少しでもリハビリ難民を救いたい
責任をもって対応させていただきます。
理学療法士 鈴木