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脳梗塞リハビリ リバイブあざみ野

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VOL.29 中脳・橋・延髄からなる脳幹の構造 ~長兄small talk~

2022/09/21

こんにちは長兄です。大型の台風が去り、ここ横浜も一気に秋らしくなってきました。さて、今週は脳幹のお話。

 

脳の中心に木の幹のように真っ直ぐ立ち

巨大な大脳を支えているのが脳幹

             ~脳幹は中脳・橋・延髄の3つの部位で構成される

 

脊髄と似た構造 脳神経が出入りする

大脳の下方中心部に続く、中脳、橋、延髄の3つを合わせて脳幹といい、大脳を支える幹という意味をもつ。広義には、中脳上部にある間脳を含める場合もあるが、間脳は機能的には大脳に近いため、現在は独立させることが多い。

脳幹は系統発生学的に最も古い脳で、心臓を中心とした血液循環、血圧、呼吸、嚥下といった生命活動の基本を司る中枢である。呼吸や循環器系の中枢は延髄にある。

脳幹の3つの部位は、見た目にはっきりした違いはあるが、基本構造は脊髄を含めてすべて同じである。基本的な構成要素は、感覚神経が通る翼板、運動神経が通る基板、これらを包む蓋板である。この基本構造を、脳幹の被蓋という。脊髄は被蓋そのものだが、脳幹では被蓋の外側に各種の核と、核のようにはニューロンが密集せずに散在する、網様体という領域が加わる。

また脳幹の大きな特徴のひとつが、脊髄を通らず脳と末梢を直接結ぶ神経(脳神経)が出入りしていることである。脳神経は12対あるが、そのうち10対が脳幹を出入りしている。脳神経の通り道は、頭蓋骨の底面にある孔や裂隙である。

 

3つの器官を上行性・下行性伝導路が貫く

脳幹のひとつの役割は、神経の伝導路である。脳幹を通る神経には、末梢から中枢へと情報を送る上行性線維と、中枢から末梢へ伝導する下行性線維がある。感覚神経の上行線維と下行線維が通っているのが翼板である。基板には運動神経の上行線維と下行線維が通っている。

中脳、橋、延髄の各部位に翼板と基板があり、神経線維束は脳幹を貫くかたちで通り脊髄に至る。

脳幹にはこの他に、睡眠と覚醒のレベルを調整する網様体や、生命維持に欠かせない自律神経の中枢がある。

 

 

 

参考文献

ぜんぶわかる 脳の辞典:p5253  成美堂出版