脳の雑学!脳梗塞後遺症のリハビリに重要??確証バイアスとは?
- 今回は脳の雑学について話していきます!
今週末にbiNI approach(バイニーアプローチ)の講習会を受けます!
そのなかで面白そうな内容がありましたので、いくつか自分なりに調べてお伝えしていきます。
みなさん確証バイアスとはごぞんじでしょうか?
簡単にいうと、自分の都合の良い情報だけを集めるという傾向があります!
- 自分の仮説に一致するものを重要視
- 都合の良いことは一致した時に「ほらっ」となり、都合が悪いことは「そういう例外もあるよね」となる
- 占いなども
- 社会的迷信なども
- 社会的通念も
これらは、先入観を持って、世界を眺めてしまいます。
目次
【確証バイアスの例】
- 既存のリハビリーションが正しいと思ってしまう
- エビデンス(医学的根拠)があるリハビリテーションが正しいと思ってしまう
- 自分の評価(ご利用者様の心体の状態を診ること)に都合の良い情報を集めがち
- 人の意見を聞かなくなってしまう
- 高学歴や職種、メジャーな会社など権威性を意識してしまう
- 相手はこういう人間だと1度思ってしまうと決めつけてしまう
などなど、きりは無いのですが、大事な脳梗塞後遺症の方に思って欲しくない確証バイアスが、あります。
それは
脳梗塞後遺症は、1年経ち、プラトー(症状固定)になったら、もう改善の余地はない!
という確証バイアスです。
【なぜこう言われているのか?】
脳梗塞後遺症の回復過程としましては、発症直後の方がやはり回復の程度は大きいです。
大体、半年から1年が最も回復しやすいとされています。
ただ、だからといって、その後に改善してこないわけではありません。
脳の可塑性と言いますが、脳は損傷を受けると時間がかかりますが、その損傷した部分の周りの脳細胞が、その脳細胞を補うように働きだします。
もちろん、脳梗塞前の状態に戻るとも言いませんが、改善の余地はあるわけです。
あとは、脳梗塞後遺症で使用していなかった、今まで使ってこなかった脳の部分、体の部分を変えていくことで、改善する方もいらっしゃいます。
【確証バイアスを思い込まないようにするには?】
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異なる意見がないか検証する。調べていく。⇒必ずしも医師が言っていることが世の中全ての事実ではありません。僕自身もそうですが、医療者が言っていることが全て正しいというわけではないです。
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自分の考え方にも疑問を持つ。⇒自分の考えこそ、疑うべき。ただ、意固地にこうじゃないと決めつけるよりも、こういう考え方もあるよね!と柔軟性を持つ!
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根拠になる数字やデータがないか調べる。⇒本を読んだり、色々な医療者に聞いてみたり、何より何となくではなく、きちんとした証拠があると良い。その証拠も自分の都合の良いものだけを集めない。
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確証バイアスを理解しておく。⇒常に確証バイアスは働くものとして、自分が確証バイアスで物事を考えていないか確認する!
【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
脳の雑学を知っておくと、様々な面で有効だと思います。
今後も脳の雑学についても話していきますね!
【終わりに】
利用者様が、やりたいこと、何かに貢献したいけど、麻痺、高次脳機能障害があり億劫になっている方、全力でサポートしていきたいと考えています。
『あきらめない人の力になりたい!』
今日も頑張っていきます!!!
まずは電話問い合わせ、体験もお待ちしております!
随時、受け付けておりますのでお悩みをお聞かせください。
少しでもリハビリ難民を救いたい
責任をもって対応させていただきます。
理学療法士 鈴木