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脳梗塞リハビリ リバイブあざみ野

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VOL.24 脳卒中(脳梗塞)後の痙縮の予防、改善は可能か?  ~長兄のsmall talk~

2022/08/06

こんにちは長兄です。横浜は8月に入り夏らしくというか酷暑の毎日ですね。

関心事は新型コロナウイルスの扱いが今後どうなっていくのか?いずれはインフルエンザのようになるのか?ならないのか?(楽観的ですが)。

 

今回は脳卒中後の「痙縮に対する治療法」について

  • 痙縮に対する薬物療法

経口薬の投与や痙縮筋に対するボツリヌス療法などがあります。経口薬は身体への副作用が比較的少なく痙縮を軽減させられますが、希望する部位に対して選択的に作用しないため、非麻痺側の筋力低下をきたす可能性と即効性に乏しいなどのデメリットもあります。ボツリヌス療法は、標的とする筋に対してボツリヌス毒素を投与することにより、上下肢の痙縮を緩和することができ、関節可動域や運動機能などを改善させます。ボツリヌス療法の欠点は、約34ヶ月で痙縮が再び強くなることにありますが、その後のリハビリテーションによって長期的に痙縮が改善します。

 

  • 薬剤以外の方法

装具療法、経皮的電気刺激(TENS)、筋の持続的伸張などが痙縮の改善に有効といわれており、ボツリヌス療法の後療法としてこれらの治療を併用した運動療法を積極的に実施することで効果が増強、長期化します。装具療法は、装具の装着によって筋の短縮位を防ぐほか、装具の使用によって上肢の運動や起立・歩行練習などが可能となり、結果として不動による筋の変性を予防する効果もあります。従来、筋力強化練習は痙縮を悪化させるという議論がありましたが、筋緊張への悪影響がないことが示されており、痙縮を管理しつつ、運動量の増加や麻痺側肢の機能強化への働きかけを行うことが不可欠です。

 

参考文献

脳卒中の装具のミカタ[web動画付]

QAでひも解く57のダイジなコト

発行 20211015日第1版第1刷C

編集 松田雅弘・遠藤正英

発行者 株式会社 医学書院