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脳梗塞リハビリ リバイブあざみ野

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脳梗塞:食事の工夫と仕事復帰で困る手作業、前兆が心配な変化の目安

2026/01/14


脳梗塞:食事の工夫と仕事復帰で困る手作業、前兆が心配な変化の目安

退院してしばらく。食事のたびに、箸がうまく使えず手が止まる。家では何とかやれていても、仕事復帰が近づくと不安が増える。ペンやキーボード、書類の扱い。細かい手作業が増える場面が見えてくるからです。この記事では、「箸が使いにくい」を入口に、食事と仕事の手作業を回すための工夫を整理します。あわせて、「いつもと違う急な変化」があるときは、前兆の可能性も含めて自己判断に寄せない、という線引きも短くまとめます。

退院後しばらくの「箸が難しい」は珍しくない

できない日があっても、一直線に悪化とは限らない

脳梗塞のあと、手の動きが以前と同じにならない時期が続くことがあります。ここで大事なのは、うまくいかない日があっても、すぐに悪化と決めつけないことです。

疲れ、緊張、睡眠不足、作業の量が増えたことなどで、動きは揺れやすくなります。

一方で、「いつもと違う」が強いときは話が変わります。気持ちだけで片付けず、後半で線引きを確認してください。安心と注意を、同じ天秤に乗せて扱うのがコツです。

箸で困るポイントはだいたい3つ

「つまめない」「落ちる」「手首が固い」の言い換えメモ

箸が難しいとき、起きていることは大きく3つに分けられます。

1つ目は、つまむ動き。指先が思った場所に行かない、開き閉じが遅れる、という形で出ます。

2つ目は、力加減。強すぎて潰れる、弱くて落ちる、途中で力が抜ける、などです。

3つ目は、手首の向き。手首が固く感じて、箸先が狙った方向に向かないことがあります。

この3つを分けると、対策が「根性」ではなく「調整」になります。うまくいかない理由を、短い言葉にしておくと家族とも共有しやすくなります。

今日からできる食事の工夫

道具の前に、姿勢と手順を整える

まず、道具を増やす前に「姿勢・手順・時間」を整えるのが安全です。

姿勢は、肘や前腕がどこかに軽く支えられる状態を作ると、手先だけで頑張りにくくなります。机の高さや椅子の位置を少し変えるだけで、力の入り方が変わる場合があります。

食事の時間を短距離走にしない

手順は、いきなり難しいものから始めないこと。最初の数口だけでも、扱いやすい食材から入ると、手の緊張が上がりにくくなります。途中で疲れやすい人は、休むタイミングを先に決めるのが現実的です。

時間の配分も大切です。食事を急ぐほど手は硬くなりやすいので、短距離走にしない工夫が役に立ちます。

難しい日は、箸だけにこだわらず、別の手段で「食べる」を成立させるのも一つの選択肢です。できなかった日の自分を責める材料にしない、というのが回復の味方になります。

仕事復帰で増える「手の負荷」

仕事の中で「細かい手作業」が増える場面

仕事復帰が近づくと、食事以外にも細かい手作業が一気に増えます。キーボード入力、マウス操作、ペンでの記入、書類を揃える、名刺やカードを扱う。通勤で荷物を持つ、スマホを触る時間が増える。こうした積み重ねが、手の疲れやこわばりにつながることがあります。

ここでのポイントは、うまくできる方法を一つに決めつけないことです。作業を分ける、順番を変える、道具や環境を少し借りる。仕事の種類によって最適解は違います。

休ませ方を先に決める

特に大事なのは「休ませ方を先に決める」ことです。1時間ごとに短く手を休められるのか、昼休みしかないのか、ほぼ休めないのか。ここが分かるだけでも、練習の組み立て方が変わります。

練習は“できる範囲”から

量より頻度、頑張りより調整

練習は、頑張るほど良いとは限りません。疲れやすさが強い時期は、量より頻度が合うことがあります。短い時間で区切って試す。反対に、長くやって一気に疲れると、その後の生活全体が回りにくくなります。

目安は、終わった直後よりも「その日の後半にどうなるか」です。後半に手が重くなり過ぎる、次の日も強くこわばる、仕事の準備に響く。こうした場合は、やり方や量を見直すサインになります。

練習の中身は、箸だけに限定しなくても構いません。箸につながる動きとして、つまむ・握る・離す・支える、を生活の中に散らす発想もあります。

どの練習が合うかは個人差が大きいので、具体的な方法を決め打ちするより、負担の上がり方を見ながら調整する前提で進めてください。

自己判断しない

迷ったら相談を前に出す

「いつもと違う」が急に出たときは、前兆の可能性も含めて、自己判断に寄せないことが大切です。

例えば、手の動かしにくさが突然強まる、急に力が入りにくい、急にしびれが強い、言葉が出にくい、ふらつきが強い、顔の片側の動きが違う、などが急に出た場合は、自己判断で様子を見ず、救急(119)を含めて医療機関へ連絡してください。迷った時点で相談に切り替えるほうが安全です。

ここでのポイントは、症状を「我慢して様子を見る」のが習慣にならないことです。逆に、不安だけで毎回怖がる必要もありません。だからこそ、急な変化は一度相談に寄せる。通常の揺れは、工夫と調整で回す。線引きを分けて持っておくと、気持ちの消耗が減ります。

家族の関わり方:手を出しすぎない手助けと、言語化の手伝い

横浜市青葉区で、退院後しばらくの生活の困りごとや手の使いにくさを相談したいときは、通院先やリハビリの相談窓口に、生活動作や仕事復帰の悩みとして具体的に伝えると話が進みやすくなります。

家族は、代わりにやってあげるよりも、困っている動作を短い言葉にする手伝いをするほうが力になります。

最後に、この記事は一般的な整理です。いまの状態に合わせた安全な組み立てが必要な場合は、専門職に相談してください。横浜で通いやすい場所を探しているなら、来院相談も選択肢になります。

📢 迷ったら、まず相談を

「これって脳梗塞かも…?」と感じたら受診のサインです。症状が突然・いつもと違うなら、ためらわず119番を。退院後のリハビリや在宅支援のご相談は、地域の医療機関・保健所・ケアマネジャーにお問い合わせください。

🗂 よくある質問

箸が使いにくいのは、手が弱ったからですか?
筋力だけで説明できない場合があります。指先の操作、力加減、手首の向き、疲れや緊張などが重なって起きることがあります。
箸は毎日練習したほうがいいですか?
毎日が良いかは人によります。大事なのは、量を増やし過ぎて生活が崩れないことです。短く、疲れが残りにくい形で続けられるかを基準に考えるのが安全です。
仕事復帰が近いのに手が不安です。何から整理するといいですか?
まずは困りそうな作業を具体的に挙げるのが近道です。PC入力、ペン、書類、通勤の持ち物など、場面が分かると工夫の方向が定まりやすくなります。
うまくいかない日があると、再発ではと怖くなります。
疲れや睡眠、緊張で動きが揺れることはあります。ただし、急に強く悪くなった、いつもと違う症状が加わった、などの場合は自己判断で様子を見ず、救急(119)を含めて医療機関へ連絡してください。
「前兆かも」と思ったとき、家で様子を見るのはだめですか?
ここは一般論になりますが、急な変化を感じたときは自己判断で様子を見ず、救急(119)を含めて医療機関へ連絡してください。迷った時点で相談に切り替えるほうが安全です。
家族はどこまで手伝うのがいいですか?
すべて代わりにやると、本人の練習の機会が減ることがあります。困っている動作を一緒に言葉にして、必要なところだけ手を貸す、という形が役に立つ場合があります。

🔗 参考サイト

本記事は一般的な情報であり、個別の診断や治療方針を示すものではありません。症状が強い、急な変化がある、いつもと違う状態が続く場合は、医療機関への相談を優先してください。