脳梗塞 手遅れ
脳梗塞 手遅れ ― 本当に“間に合わない瞬間”とは?
「脳梗塞は手遅れになったら終わり」
そう思われがちですが、実際には “手遅れになるライン” は意外とはっきりしている のをご存じでしょうか。
結論から言うと、
発症から4.5時間以内に治療につながるかどうか。
ここが、未来を大きく左右する“分岐点”になります。
■ 手遅れになりやすい理由
脳梗塞は、脳の血管が詰まり、酸素が届かなくなる病気です。
脳の神経細胞はダメージに弱く、1分ごとに約190万の細胞が死んでいくと言われます。
そのため、
「様子を見る」
「寝たら治るかも」
という判断が命取りになります。
■ “手遅れサイン”は日常に紛れている
次のような症状が突然出たら、迷わず救急車を。
片側の手・足・顔が急に動かない
ろれつが回らない、言葉が出にくい
立てない・フラつく
視界が片方だけ急に欠ける
激しい頭痛(特に経験したことがない痛み)
これらはすべて、脳梗塞の“最初のSOS”です。
■ 手遅れを防ぐ唯一の方法
それは、
「いつから症状が出たか」をその場で把握し、即通報すること。
治療可能な時間に間に合えば、
・麻痺が残らない
・言葉が戻る
・退院後の生活がほぼ元通り
というケースも多くあります。









