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脳梗塞リハビリ リバイブあざみ野

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【要注意】脳梗塞が“手遅れ”になる前に知っておきたいサインと対処法

2025/07/30

「脳梗塞は早く気づけば助かる。でも、気づくのが遅れると――」

これは、医療現場で何度も聞かれる言葉です。
実際、脳梗塞は**“時間との戦い”**と言われます。
発見が遅れることで、命を落としたり、重い後遺症が残るケースもあります。

今回は「脳梗塞が手遅れになるとはどういうことか?」について詳しく解説し、早期発見のポイントと家族ができる対応策をお伝えします。


◆ 脳梗塞が“手遅れ”になるとは?

脳梗塞が手遅れになる=
👉 脳の細胞が死んでしまい、もう回復が見込めない状態

脳はとてもデリケートな臓器。血流が止まると1分1秒単位でダメージが進行します。

  • 3〜4時間以内なら「血栓を溶かす薬(t-PA)」が使える可能性があります
  • でも6時間以上経つと、治療の選択肢が激減します

つまり「様子を見る」は、時に命取りなのです。


◆ こんな症状は“手遅れ”のサインかも

以下のような症状が数時間〜数日続いていたら、すでに手遅れの可能性も…。

  • 片方の手足に力が入らない・動かない
  • ろれつが回らない/話しかけても反応が鈍い
  • 片方の目が見えにくい/視野が欠ける
  • ふらつきやめまいが続く
  • 顔がゆがんでいる(口角が下がる)

これらは脳からのSOSです。
「疲れてるだけ」「寝れば治る」では済まされません。


◆ “手遅れ”を防ぐにはどうしたらいい?

✔ 1)“FAST”で即チェック!

脳梗塞の早期発見には「FASTチェック」が有効です。項目意味確認ポイントFFace(顔)顔がゆがんでいないか?AArm(腕)腕をあげて保てるか?SSpeech(言葉)ろれつが回るか?言葉がはっきりしているか?TTime(時間)すぐに救急車を!時間との勝負!

1つでも当てはまれば、即119番!

✔ 2)“迷ったら受診”を徹底

「病院に行くほどじゃないかも」
→ そう思ったときこそ、行ってください。

脳梗塞の初期症状は、一時的に治まることもあるから厄介です。
でもそれは“警告”かもしれません。


◆ 実際にあった「手遅れ」になったケース

70代の男性。朝、片腕に力が入らず「寝違えたかな」と放置。
夕方には歩けなくなり、ようやく救急搬送。
しかし、治療可能な時間を過ぎており、半身麻痺が残ってしまいました。

→ もし朝の段階で救急搬送していれば、後遺症は防げたかもしれない。


◆ まとめ:たった数時間の差が、人生を変える

脳梗塞は**“いつも通り”が急に壊れる病気**です。
そして、気づくのが遅れれば、一生を左右する後遺症が残る可能性も。

✅「おかしいな」と思ったら、すぐに救急車。

✅「念のため」は命を守る最大の行動。

あなたや大切な人の未来を守るため、
**“ためらわずに動く”**ことが何より大切です。