【保存版】脳梗塞の症状は“部位別”に違う!場所ごとの特徴をわかりやすく解説🧠
脳梗塞は脳のどこで詰まったかによって、出る症状が大きく違います。
この記事では、脳の部位ごとに起こりやすい症状をわかりやすくまとめました。
「家族が急に言葉が出なくなった」
「片方の手足が動かなくなった」
そんなとき、**“どの部位にダメージがあったのか”**をイメージできるようになります。
目次
🧠脳の仕組みと梗塞の関係
脳は大きくわけて以下のように分かれます。
- 前頭葉:意思・運動・思考
- 側頭葉:言葉・聴覚・記憶
- 頭頂葉:感覚・空間認識
- 後頭葉:視覚
- 小脳:バランス・協調運動
- 脳幹:生命維持・意識・呼吸
では、部位ごとに見ていきましょう。
✅【前頭葉】言葉や運動の指令塔
よくある症状:
- 片側の手足のマヒ(多くは反対側)
- 言葉が出てこない(運動性失語)
- 判断力や意欲の低下
- 感情がコントロールできない
ポイント:
前頭葉は「行動を起こす」エリア。障害があると、動けない・しゃべれない・やる気がないという状態になりがちです。
✅【側頭葉】聞く・話す・記憶をつかさどる
よくある症状:
- 言葉は出るけど意味がわからない(感覚性失語)
- 聞き取れない・言葉が理解できない
- 過去の記憶があいまいになる
ポイント:
言葉の“理解”を担当。ここがやられると、会話が成り立たなくなることもあります。
✅【頭頂葉】感覚・空間を感じる場所
よくある症状:
- 触っている感覚が鈍い
- 自分の体の位置がわからない
- 左右がわからなくなる(半側空間無視)
ポイント:
「感じる力」が鈍くなり、転びやすくなる・物をうまく持てないといった困りごとが出ます。
✅【後頭葉】見る力をコントロール
よくある症状:
- 見えているのに見えていない(視野欠損)
- 片方の視界が欠ける
- 色や形が判別できない
ポイント:
失明ではなく、脳が“見ること”を処理できない状態になります。
✅【小脳】バランス・細かい動きの名人
よくある症状:
- フラフラして歩けない(運動失調)
- ろれつが回らない
- 手が震える、細かい動きができない
ポイント:
筋力はあるのに**「うまく動かせない」**のが小脳タイプ。誤解されやすいです。
✅【脳幹】命を支える最重要エリア
よくある症状:
- 意識がなくなる
- 呼吸が止まる
- 飲み込めない(嚥下障害)
- 両側マヒ・体が全く動かない
ポイント:
脳幹の梗塞は命に直結する重症タイプが多く、早急な対応が必要です。
🔔まとめ:症状から“場所”がわかると、早期発見につながる!
症状疑われる部位片麻痺・言葉が出ない前頭葉話はするけど意味不明側頭葉感覚がにぶい・左右無視頭頂葉視野が欠ける後頭葉フラフラ・ろれつが回らない小脳意識障害・飲み込み不可脳幹
🩺さいごに:症状を見逃さないことが命を救う
脳梗塞は時間との勝負。
「いつもと違う」と思ったら、すぐに病院へ。
症状から脳の部位を想像できると、救急でも的確な情報を伝えることができます。