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脳梗塞リハビリ リバイブあざみ野

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脳幹梗塞の原因と予防法を徹底解説!40代からできる5つの対策

2025/07/21

脳幹梗塞

 

🧠 はじめに

ある日突然、ふらつきやめまい、呂律が回らないといった症状に襲われたら——。
それはもしかすると「脳幹梗塞」のサインかもしれません。聞きなれないこの病名、実は脳卒中の一種で、命にかかわることもある非常に重大な疾患です。

特に40代以降は、高血圧や動脈硬化といった生活習慣病がじわじわと進行し、知らないうちにリスクが高まっています。「まさか自分が」「健康には気をつけているつもりなのに」——そんな方こそ、ぜひ知っておいてほしいのが脳幹梗塞の原因と予防法です。

この記事では、脳幹梗塞の発症メカニズムから、40代からでもできる具体的な対策まで、医療の視点からわかりやすく解説します。「予防できる病気だからこそ、今からできることを知っておきたい」——そんな思いに応える内容をお届けします。

 

✅ 脳幹梗塞とは?見えにくいその危険性

💡 脳幹ってどこ?なぜ「梗塞」が命取りになるのか

「脳幹」とは、脳の奥深くにある生命維持の中枢部分で、呼吸・心拍・体温調整といった基本的な身体機能をコントロールしています。この部分が血流障害により機能しなくなるのが「脳幹梗塞」です。

たとえば、脳の表層部がダメージを受けた場合は、手足の麻痺や言語障害といった症状が出ることが多いのに対し、脳幹梗塞では 「意識障害」や「呼吸停止」など、即命に関わるような症状が出ることもあるんです。

しかも、脳幹は非常に小さな領域のため、血管も細く、詰まりやすい構造。つまり、一見小さな梗塞でも、大きなダメージにつながるというわけですね。

💡 脳幹梗塞の初期症状とは?「なんとなく変」が危険サイン

脳幹梗塞は、その症状が他の病気と似ていて見逃されやすいのが特徴です。

よくある初期症状としては、

  • 突然のめまい、ふらつき

  • 手足のしびれや脱力感

  • 吐き気や嘔吐

  • 呂律が回らない、言葉が出にくい

  • 物が二重に見える(複視)

などがあります。これらは「疲れてるのかな?」と勘違いしやすく、病院を受診しないまま悪化してしまうケースも。

特に めまいやふらつき は、耳の異常や自律神経の乱れと思ってしまいがちですが、脳幹梗塞の前触れであることも多いのです。


🩺 医療者のひとこと
「脳幹梗塞は進行が早く、治療が遅れると後遺症が残りやすいです。症状が軽くても“いつもと違う”と感じたら、迷わず医療機関へ」

 

✅ 脳幹梗塞の原因とは?40代からリスクが上がる理由

「最近ちょっと血圧が高いけど、大丈夫かな…」
「健康診断で中性脂肪が高いって言われたけど、特に自覚症状はないし…」

そんなふうに、見逃されがちな体のサインが、実は「脳幹梗塞」のリスクに直結しているかもしれません。特に40代以降になると、仕事や家庭のストレス、運動不足、不規則な生活などが重なり、血管にじわじわと負担がかかってきます。

💡 生活習慣と動脈硬化:なぜ血管が詰まるのか

脳幹梗塞の直接的な原因は、「脳幹を通る細い血管が詰まること」。その背景には、多くの場合「動脈硬化(どうみゃくこうか)」があります。

動脈硬化とは、血管の内側にコレステロールや脂質がたまって、血管が狭く、硬くなる現象です。これが進行すると、血流が悪くなり、やがて血栓(血のかたまり)によって完全に詰まってしまうことも。

そして、この血栓が脳幹の細い血管に流れ込むと、梗塞が起きてしまうわけです。

40代から注意したい主なリスク要因は、以下のようなものがあります。

  • 高血圧

  • 高脂血症(中性脂肪・LDLコレステロールの増加)

  • 喫煙習慣

  • 肥満・メタボリックシンドローム

  • 運動不足

💡 隠れた高血圧や糖尿病がリスクに:サイレントキラーの正体

脳幹梗塞のリスクを高めるもう一つの大きな要因が、「高血圧」や「糖尿病」といった生活習慣病です。これらはしばしば**「サイレントキラー」**とも呼ばれ、自覚症状がないままじわじわと体をむしばんでいきます。

特に高血圧は、血管に常に強い圧力がかかることで、壁が傷つきやすくなり、血栓ができやすくなる原因に。また、糖尿病は血糖値が高い状態が続くことで、血管の内壁を傷つけ、動脈硬化を加速させることが知られています。

どちらも「多少数値が高いくらいなら大丈夫」と放置しがちですが、脳幹梗塞のような重大な疾患に直結する危険性があるため、定期的な検査と早めの対応がカギになります。


👪 家族の視点からのアドバイス
「家族が“最近ちょっと言葉が変”“いつもよりイライラしてる”と感じたら、それは脳のSOSかも。体調の変化を見逃さないで。」

 

✅ 40代からできる5つの脳幹梗塞予防対策

「今からでも間に合う?」「何をすれば防げるの?」
そんな疑問を抱える方のために、日常生活に取り入れやすく、かつ医療的にも効果があるとされる5つの対策をご紹介します。

一つひとつは地味かもしれませんが、どれも脳幹梗塞のリスクを大きく下げる力を持つものばかりです。

💡 血圧管理は最優先!塩分との上手な付き合い方

脳幹梗塞予防の中で、もっとも重要ともいえるのが「血圧のコントロール」です。高血圧は、血管に常に高い圧がかかることで、動脈硬化や血管の損傷を引き起こします。

そのため、塩分の摂取量を1日6g未満に抑えることが推奨されています。日本人は平均で10g前後摂っているため、かなり意識的に減らさないと難しい数値ですが、

  • 醤油や味噌は「かける」より「つける」

  • インスタント食品や漬物は控える

  • 出汁や香辛料で「うす味でも満足感」を工夫

といった方法で、少しずつ塩分依存から抜け出すことができます。

さらに、家庭用の血圧計で朝と晩に測る習慣をつけると、自分の傾向が見えてくるのでおすすめです。

💡 食生活の見直し:油・糖・アルコールは敵か味方か

脳幹梗塞の予防には、バランスのとれた食事が大切です。とくに「油・糖・アルコール」の取り方に注意が必要。

  • 油(脂質)は、揚げ物やファストフードを控え、オリーブオイルや魚の脂に切り替えると◎

  • 糖質は、白米や菓子パンの取りすぎに気をつけ、食物繊維(野菜・きのこ類)を増やすのがコツ

  • アルコールは、適量(日本酒なら1合、ビールなら中瓶1本まで)が原則。毎日飲む習慣はリスク増です

特別な食事制限をするというより、「食材を選ぶ目」を養うイメージですね。

💡 運動は「ハードにやるより続けること」が鍵

運動不足は、血流の停滞や内臓脂肪の増加につながり、脳幹梗塞のリスクを高めます。とはいえ、ジム通いやランニングを無理に始める必要はありません。

最も大切なのは、「毎日少しでも体を動かすこと」。具体的には、

  • 1日30分のウォーキング(通勤や買い物の中でもOK)

  • エレベーターではなく階段を使う

  • デスクワーク中に1時間ごとに立ち上がってストレッチ

こういった「生活の中でできる小さな運動」を積み重ねることが、脳の健康維持に効果的です。

💡 喫煙・飲酒との付き合い方:やめる?減らす?

タバコは、脳梗塞だけでなく心筋梗塞やがんなど、あらゆる病気のリスクを高めます。ニコチンは血管を収縮させ、血液をドロドロにしやすくするため、喫煙者は非喫煙者の約2倍、脳卒中になりやすいと言われています。

「どうしてもやめられない…」という方も、まずは本数を減らすところから。最近は禁煙外来やニコチンパッチなど、医療的なサポートも充実しています。

お酒も、脳の血管に影響を与えるため、「適量」を守ることが何より大切です。

💡 ストレスと睡眠:意外と大きい心の影響

忙しい現代人にとって、ストレスと睡眠不足はもはや避けて通れないテーマ。でも実は、これも脳幹梗塞のリスクに関係しています。

強いストレスが続くと、血圧が上昇しやすくなり、睡眠の質が下がることで自律神経のバランスも崩れやすくなります。結果的に、血管に大きな負担がかかるのです。

  • 寝る前にスマホを見ない

  • 深呼吸やストレッチでリラックス

  • 1日1回、自分をねぎらう時間をつくる

こういった「小さなセルフケア」が、脳の健康を守ることにもつながります。


🧠 医療者のひとこと
「脳幹梗塞の予防は“特別なこと”じゃなくて、日々の小さな積み重ねです。今できることから、少しずつ始めてみましょう。」

 

❓ よくある質問(FAQ)

Q1. 脳幹梗塞は再発しますか?
A1. はい、再発のリスクはあります。だからこそ予防がとても大切です。薬の服用や生活習慣の見直しで再発を防ぎましょう。

Q2. 脳幹梗塞と脳梗塞は何が違うの?
A2. 脳梗塞は脳全体の血流障害を指し、脳幹梗塞はその中でも「脳幹」という生命維持に関わる部分に起こるものです。危険度が高いのが特徴です。

Q3. 脳幹梗塞の前兆はありますか?
A3. めまい、ふらつき、言葉のもつれなどが前兆として現れることがあります。違和感を感じたらすぐに受診を。

Q4. 予防のために定期的に受けるべき検査は?
A4. 血圧・血糖・コレステロールの定期チェック、脳ドックもおすすめです。特に家族歴のある方は要注意。

Q5. 40代で脳幹梗塞になる人は多いの?
A5. 決して珍しくありません。むしろ働き盛りで不摂生になりがちな年代ほどリスクが上がります。

Q6. 治ったあと、どんな後遺症が残る可能性がありますか?
A6. 言語障害、麻痺、嚥下障害(食べ物を飲み込めない)などが残ることがあります。リハビリと早期対応がカギです。

 

📝 まとめ

脳幹梗塞は突然やってくる、けれど予防できる病気です。
40代という節目を迎えた今こそ、自分の体と真剣に向き合うタイミングかもしれません。

  • 塩分を控え、血圧を意識する

  • 食事と運動で血管をいたわる

  • タバコとお酒はほどほどに

  • ストレスと睡眠を侮らない

今日できることから一歩ずつ、未来の自分と家族のために、始めてみませんか?

【脳卒中後遺症の改善を目指す自主トレ動画はこちら】

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【慢性疼痛などストレッチに興味のある方はこちら】

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