シリーズ!脳梗塞の危険因子!(心疾患)
こんにちは!今回は脳梗塞の予防としての危険因子として、シリーズにわたって話していますが、今回は、心疾患についてです。
私は脳梗塞リハ リバイブあざみ野の理学療法士をしております、鈴木と申します。
よろしくお願いいたします!(引用 脳卒中治療ガイドライン2021)
【脳卒中の危険因子とは?】
こちらはこの疾患、もしくは習慣などがあると、脳血管障害になる可能性が高くなる因子になります。
①高血圧
②糖尿病
③脂質異常症
④飲酒・喫煙
⑤心疾患
⑥肥満、メタボリックシンドローム、睡眠時無呼吸症候群、末梢動脈疾患など
⑦慢性腎臓病
⑧血液バイオメーカー
などになります。
毎日シリーズで、1つずつ説明をしていきたいと思います。
【危険因子④ 飲酒・喫煙】
前回は飲酒・喫煙について話をさせていただきましたが、今回は第5ということで、心疾患について話していきます。
【心疾患のコントロールも大事!】
もちろん、言われなくてもわかっていると言われそうですが、再発予防で、心疾患を持っていらっしゃる方は、心疾患のコントロールも大事になってきます。
特に不整脈の一種の心房細動は危険因子であるため、しっかりコントロールが必要です。
心房細動は、弁膜症性と非弁膜症性に分けられます。
リウマチ性の僧帽弁狭窄症あるいは人工弁置換術を行った心房細動で、それ以外はすべて非弁膜症性になります。
【非弁膜症性心房細動】
こちらは、直接阻害型経口抗凝固薬とワーファリンが抑制効果を示しており、ワーファリンよりも直接阻害型経口抗凝固薬が頭蓋内出血の可能性が低いとされているため、
以前はワーファリンが良く使われていますが、エビデンスレベルとしては直接阻害型経口抗凝固薬が第一選択、ワーファリンが第二選択として使われることが多いようです。
【弁膜症性心房細動】
こちらは直接阻害型経口抗凝固薬の有効性、安全性が証明されていないので、ワーファリンの投与が勧められています。
【出血高リスク心房細動】
こちらに関しては、直接阻害型経口抗凝固薬を用いた療法が困難である場合に、左心耳閉鎖システムというものが使用されています。
心房細動により発生する血栓は、左心房にある左心耳というくぼみに生じやすいことが知られており、その血栓が心臓から離れて、脳血管をつまらせると、脳梗塞を発症します。左心耳閉鎖システム(WATCHMAN®)は、血栓形成の温床となる左心耳に栓をすることで、血栓が形成されにくくなることを応用した治療法です(引用 静岡県立総合病院HPより)
こちらが適応の場合、使用されることもあります。
【冠動脈疾患合併心房細動】
こちらは、心臓の周りについている心臓に栄養を与える血管である冠動脈に心房細動と同時に疾患を抱える方ですが、こちらは抗凝固療法単独の群が、有効性と安全性が出ていたようです。
【まとめ】
今回のエビデンスでは、心房細動の話がメインでしたが、それぞれのご病気によって、再発予防となる薬や治療法が異なります。今回は薬や手術の話していきましたが、ご自身で運動や食事を気を付けることも重要になってきますので、同時に行っていくとよいと思います。
【終わりに】
利用者様が、やりたいこと、何かに貢献したいけど、麻痺、高次脳機能障害があり億劫になっている方、全力でサポートしていきたいと考えています。
『あきらめない人の力になりたい!』
今日も頑張っていきます!!!
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随時、受け付けておりますのでお悩みをお聞かせください。
少しでもリハビリ難民を救いたい
責任をもって対応させていただきます。
理学療法士 鈴木