高齢者脳梗塞の慢性期マネージメント!再発と後遺症の管理について!
こんにちは!脳梗塞リハ リバイブあざみ野で理学療法士をしております鈴木と申します。
今回は、高齢者の脳梗塞の再発予防と後遺症の管理について話していきます。
脳梗塞は再発が極めて高く、多い疾患ではあるため、マネージメントが重要になってきます。
【はじめに】
日本は超高齢化社会を迎えており、今後も脳梗塞の方は、増加する傾向にあると思います。もちろん、スタチンなどの高脂血症治療薬が開発されたり、高血圧の薬も出てきていたりと、発生率は下がっていますが、全体的な高齢者の数が増えているため、脳梗塞の絶対数としては増加傾向にあります。
とくに重要なのは、再発予防であり、脳卒中は虚血性心疾患などと比べても再発は非常に多く、脳梗塞の年間再発率は5%を上回ると言われています。
死亡率は、第4位で肺炎よりは低いが、有病者数は130万人前後と年々増えている傾向があります。つまり、介護が必要になるケースが多く、ご本人だけでなく、ご家族の負担も増えているということです。寝たきりの原因の40%は脳卒中であり、こちらは第1位となっています。
つまり、脳梗塞のマネージメントは非常に重要で、再発や後遺症の管理をしていくことで、介護度や、生活の質を保つことが重要になってきます。
【脳梗塞の再発予防に必要なもの】
まずは、食事や運動が大事なわけですが、薬も併用していきます。
抗血小板薬や抗凝固薬を脳梗塞の原因によって、処方をわけていきます。
とくに心房細動から来る心原性脳梗塞が最も再発率が高いとされているので、抗凝固薬の併用は重要になってきます。エビデンスレベルも高く、医師の見立てにもよりますが、可能な限り、血栓や出血が起こりにくいように、薬でコントロールをしていきます。
もう一つの再発予防として大事なのは、
①糖尿病
②高血圧症
③脂質異常症(高脂血症)
などの生活習慣病のコントロールになります。
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【生活習慣病の予防】
こちらの生活習慣病の予防には、再発予防と同様で【運動】【食事】【薬】の3本柱でコントロールをしていきます。
あとは、毎日の血圧の測定や、定期的な血液検査などを行い、
糖分が高いもの、塩分が高いもの、脂肪分が高いものなどは、なるべくとりすぎないようにして、有酸素運動を中心に行っていきます。
薬に関しては、日々新しい薬が開発されており、医師の処方のもと、検査をしながら、必要に応じて使っていくとよいと思います。
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【終わりに】
利用者様が、やりたいこと、何かに貢献したいけど、麻痺、高次脳機能障害があり億劫になっている方、全力でサポートしていきたいと考えています。
『あきらめない人の力になりたい!』
今日も頑張っていきます!!!
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少しでもリハビリ難民を救いたい
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理学療法士 鈴木