【脳卒中後遺症】身体の動かし方には腹内側系が大事!腹内側系って何?
身体の動かし方には腹内側系が大事!腹内側系って何?ということで、腹内側系の話をしていきたいと思います。
腹内側系って言われても、何のことやらという方も多いと思います。
こちらは、人間の体を動かしていくのに、【腹内側系】という神経の伝導路が大事になってきます。
ですので、今回は【腹内側系】の話をしていきたいと思います。
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ちなみに私は、脳梗塞リハビリ リバイブあざみ野にて自費リハビリを提供しております、理学療法士の鈴木です!
今年、4月5日に横浜市青葉区あざみ野に脳梗塞、脳出血専門のリハビリ施設がオープンいたしました!
☆田園都市線あざみ野駅西口 徒歩5分☆
では、腹内側系について話していきますね!
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【そもそも伝導路とは?】
神経の刺激を伝えるときには、脳から指先、足先に電気を伝えていきますし、逆に身体の電気を脳に伝えるために通路が必要になります。こちらが伝わるのには、ただめちゃくちゃに伝わるのではなく、一定の連鎖があり、そこを伝って、中枢~末梢への電気の連鎖をつなげています。この神経の連鎖を伝導路といいます。
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【腹内側系とは?】
この伝導路の一つが腹内側系になるのですが、先にこの伝導路について話をしていきます。
腹内側系には4つあり、
①網様体脊髄路
②前庭脊髄路
③視蓋脊髄路
④前皮質脊髄路
と主にこれらがあります。
ざっくり言いますと、
こちらが働きやすくなることで
①体幹と上肢近位、頭頚部の姿勢制御
②姿勢保持、歩行の調整
③頭頚部と眼球運動の調整
④抗重力筋への興奮作用
⑤core-stability(腹壁や骨盤底筋と横隔膜の作用)
などにかかわってきます。
他にも網様体脊髄路であれば、感覚情報、神経伝達物質、睡眠、覚醒によって、この伝導路が賦活されやすくもなります。
どの伝導路も重要な役割を示しますが、今回は前回の小脳の関連から、橋網様体脊髄路についても話をしていきます。
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【橋網様体脊髄路とは】
(引用 札幌医大松山清治 大脳皮質・脳幹脊髄系、移動知 第2巻より)
こちらの網様体脊髄路は内側と外側に分かれており、
(1)内側網様体路(橋網様体脊髄路)は
体幹の運動ニューロンおよび伸筋の運動ニューロン(例:姿勢を維持するための下肢の伸展)の制御を担います。中脳の運動中枢を刺激すると、パターン化された運動(例:足踏み)ができます。
(2)外側網様体路(延髄網様体脊髄路)は
屈筋の運動ニューロンを担います 。内側網様体路を抑制することで伸筋の運動神経を抑制して伸張反射を調節します。
(引用 https://www.stroke-lab.com)
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つまり前回のブログのような橋の腫瘍があり、損傷を受けた場合や、脳梗塞、脳出血でそちらに損傷を受けた場合、
(1)のような体幹の運動及び伸筋の運動ニューロンの制御が難しくなります。
とくに網様体路は同側で屈筋を促進し伸筋を抑制し、対側で伸筋を促進し屈筋を抑制する可能性が示唆されていますので、
歩行時が主にそうなのですが、橋の腫瘍では、同側屈筋群の促進が行いにくく、伸筋の抑制も低下。
反対側の伸筋の促通がしにくく、屈筋の抑制が難しくなります。
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そうしますと、動的バランスが崩れやすくなり、リズミカルな動きがしにくくなるわけです。
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【当施設でのリハビリ】
リハビリについては、特性を捉えつつ、その方に合わせてリハビリを行っていきます。
今回のような橋網様体脊髄路に影響を与えている例では、動的バランスの改善と、リズム障害の改善を目指します。
特に、こういった状態ですと、正しい歩行の仕方、正常動作のやり方をお伝えするわけではなく、どんな外的要因があったとしても、様々な運動をその時その時で臨機応変に対応できる能力を獲得していきます。
こちらを自己組織化理論と言います。
そうするとことで、坂道だろうが、不整地だろうが、周りから押されようが、いろいろなパターンの動きを学習していく事で、日常生活の動作や生活の質を向上させていきます。
ただ、正直、見てみないと分からないことも多いので、1度体験でお身体を見させて頂ければ、幸いです。
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【終わりに】
利用者様が、やりたいこと、何かに貢献したいけど、麻痺、高次脳機能障害があり億劫になっている方、全力でサポートしていきたいと考えています。
『あきらめない人の力になりたい!』
今日も頑張っていきます!!!
まずは電話問い合わせ、体験もお待ちしております!
随時、受け付けておりますのでお悩みをお聞かせください。

少しでもリハビリ難民を救いたい
責任をもって対応させていただきます。
理学療法士 鈴木