VOL.39 内臓や血管を支配する自律神経系 ~長兄small talk~
こんにちは長兄です。今朝の日本VSスペイン戦に勇気と元気をもらい、今日も元気にお仕事中です。朝4時という事もありましたが、何となく負けてしまうのでは?という気持ちもあり、私の心はスペインの猛攻には耐えられないため、勝利は朝のニュースで確認した、にわかサッカー好きおじさんです。
昨日から今年も最後の月の12月に突入。11月末日は半袖で屋外歩行に行けるほど暖かい横浜でした、12月入った途端に冬空に。12月に入ると気持ちだけが忙しくなるのは何故だろう?あれもこれも年内に済まそうとする癖が良くないのかな。
~長兄からのお知らせ~
来週から奥義「マキ斗五十二裂拳」を発動致します。
ネーミングはさておき、「脳梗塞 リハビリ シリーズ」 ~~編という形で52回にわたってブログを更新して参ります。長兄一人ではこの奥義発動は難しいため、強力な助っ人2名(聖帝さん・ナン斗の将さん)にも協力してもらい完成させたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
さて、今回は「内臓や血管を支配する自律神経系」お話です。
交感神経と副交感神経からなる自律神経系は内臓などの器官を無意識のうちにコントロールしヒトの生命を維持するために働いている。
【内臓をコントロールする無意識の制御システム】
特別に意識しなくても、心臓は絶え間なく鼓動し、消化器は食物が入れば消化吸収をする。これらはすべて、自律神経による体内コントロールによるものである。
自律神経には交感神経と副交感神経の2系統がある。このうち交感神経の細胞体は胸髄および腰髄の側角にあり、脊柱管を出ると脊髄神経と分かれ、神経節をつくる。交感神経の神経節は頚部3対、胸部10~12対、腰部4~5対、仙骨部4~5対にある。これらの神経節は上下がつながり、脊椎の両側に交感神経幹を形成している。
その後の経路は、分布先によっていくつかあるが、どれも途中でニューロンを代えて末梢に分布するのが特徴である。
副交感神経は、脳幹と仙髄から起き、交感神経のような神経幹はつくらずに、内臓などに分布する。ただし副交感神経も、途中でニューロンを代える。
交感神経線維の一部は、血管周辺に自律神経叢を形成する。
【交感神経は全身を活性化 副交感神経は抑制系に働く】
自律神経は、つねに変化している体内外の環境に対応して、内臓機能を調整している神経系である。たとえば、気温が低下すると、末梢血管を収縮させて血流量を減らし、体熱の放散を防ぐ。こうした環境変化に即応するシステムが自律神経である。
自律神経が分布する器官は眼球、心臓、気管支、胃腸、膀胱、肝臓など、体内のあらゆる部位におよび、全身の内臓と血管をコントロールしている。
自律神経は交感神経と副交感神経の2系統があるが、臓器に与える作用は相反している。
交感神経は、アドレナリン作動性神経であり、身体活動を活発化させる。副交感神経は、コリン作動性神経で、身体を休息させる役目を担っている。
引用文献
ぜんぶわかる 脳の辞典:p76,77 成美堂出版