【脳梗塞 リハビリ】神経損傷後の可塑性変化!
今回は、脳梗塞や脳出血後の神経の損傷後の変化について話していきます。
以前のブログでも話していましたが、改めて行っていきます。
【自己紹介】
わたくしは、横浜にあります、脳梗塞リハビリ リバイブあざみ野で理学療法士をしております鈴木と申します。
東急田園都市線あざみ野駅、市営地下鉄あざみ野駅から徒歩5分!よろしくお願いします。
【神経損傷後の神経の変化について】
生まれつきではない脳の損傷は神経の損傷後の神経細胞死、神経の通り道の中断、変性を引き起こします。
ひと昔前はこういった状態になってしまうと、神経の再生は難しく、機能の改善は見られないと思われていました。
今現在でもプラトー状態と言いますが、発症直後であれば、改善の余地がありますが、数年経つと症状が固定されて、改善が見込めないと思われている医療者も多いくらいです。
【2007年の研究】
この時の研究で機能回復を目的とした、再構築と適応によって脳の損傷に対応できるという研究が出てきました。
もともと1992年にも脳の神経系に起る神経の再構築(脳の可塑性)は言われていましたが、こちらは損傷された神経の過剰は刺激に対する反応(脱神経過敏性)損傷された部位以外から別の神経が伸びる(二次的な発芽現象)、活動していないシナプスが活動し始める(シナプス顕在化)など、
損傷されたからといって、機能改善が見られないというわけではない。
ということは言われ続けていました。
それが2007年の研究でさらに明確化されたわけです。
そして、それぞれ、さきほどお伝えした
①脱神経過敏性
②二次的な発芽現象
③シナプス顕在化
の3つがこの神経の再構築に重要になってきます。
【脱神経過敏性】
脳の他の領域が損傷されたときに生じる現状で、神経伝達物質の放出が増えると刺激に対しての、過剰な感受性を引き起こします。
【二次的な発芽現象】
損傷周辺の神経細胞で現れ、細胞壊死によって失われたシナプスに結合します。
【シナプス顕在化】
活動していないシナプスが以前は機能的に関係がなかった神経細胞と新しい結合をするときに生じる。
【まとめ】
これらの3つの現象が、脳梗塞、脳出血が行った後に、神経系の回復を促していきます。
もちろん、完全に麻痺の前に戻るとは言いません、ただ、数年経つと回復の余地がなくなるわけではないということです。
【終わりに】
利用者様が、やりたいこと、何かに貢献したいけど、麻痺、高次脳機能障害があり億劫になっている方、全力でサポートしていきたいと考えています。
『あきらめない人の力になりたい!』
今日も頑張っていきます!!!
まずは電話問い合わせ、体験もお待ちしております!
随時、受け付けておりますのでお悩みをお聞かせください。
少しでもリハビリ難民を救いたい
責任をもって対応させていただきます。
理学療法士 鈴木