歩きにくさが気になるとき、退院後リハビリで見直したいこと
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歩きにくさが気になるとき、退院後リハビリで見直したいこと

ベッドから立ち上がって、最初の一歩が思ったより出にくい。退院して家に戻ると、その小さな違和感が急に大きく見えることがあります。脳卒中のあと、退院後リハビリをどう考えればよいのかと迷う方は少なくありません。
歩きにくさは、どの場面で出ているか
退院直後の歩行は、筋力だけで決まるものではありません。家の広さ、床のすべりやすさ、急いで動く用事があるかどうか、疲れやすい時間帯はいつか。そうした条件が重なると、病院では気づかなかった歩きにくさが家で目立ってくることがあります。まずは「歩けるか、歩けないか」だけで考えず、どの場面で困るのかを分けて見ていきます。
たとえば、朝の一歩目なのか、方向を変えるときなのか、トイレへ急ぐときなのか。場面が分かると、本人も家族も何に困っているのかが見えやすくなります。話し合いが迷子になりにくくなり、相談先にも伝えやすくなります。
疲れる前に休む場所を決めておく
次に整えたいのは、歩く量より先に休み方です。歩ける距離をすぐ増やそうとすると、疲れたあとに動きが崩れやすくなります。がんばる準備より、止まれる準備のほうが先です。椅子に座る場所、手すりやつかまる場所、途中で休む場所を先に決めておくと、動く前の緊張が少し下がることがあります。
家の中で転びやすい場面を減らす
家の中では、転びやすい条件を減らすだけでも変わります。急いで向きを変える、足元に物がある、滑りやすい履き物のまま歩く、暗い場所へそのまま入る。こうしたことが重なると、不安定になりやすくなります。まずは、よく通る場所だけでも整えてください。廊下やトイレまでの動線をあける。夜は照明をつけやすくする。急ぐ前に一呼吸入れる。それだけでも歩きやすさが変わる場合があります。
家族は、どこで手を出すか
家族の関わり方も、早めにそろえておくと楽になります。毎回すぐ支えたほうがよい場面もあれば、少し待ったほうが本人の動きをじゃましにくい場面もあります。いつ手を出すかがその都度変わると、本人も家族もわからなくなります。「立ち上がるときは近くで見守る」「曲がるときだけ声をかける」など、役割を短い言葉で決めておくと動きやすくなります。
こんな変化は早めに相談を
一方で、様子見を長くしないほうがよい変化もあります。急に片側の手足が動かしにくくなった、言葉が出にくい、ろれつが回りにくい、顔のゆがみがある、急な強い頭痛や意識の変化がある。こうした変化は早めの対応が必要です。歩行の相談中でも、別の話として医療機関へ連絡してください。“こうなったら相談する”を、元気なうちに決めておきます。
相談するときは、何を伝えるか
今からできる一歩は、大きなことではなくて大丈夫です。今日いちばん歩きにくかった場面を一つだけ書き出してください。「朝の一歩目」「曲がるとき」「トイレへ向かうとき」など、短い言葉で十分です。その一言があるだけで、相談はかなり進めやすくなります。
相談先は一つではありません。まずは主治医や、入院中に関わったリハビリ職へ連絡できるなら、そこが出発点になります。生活の整え方や介助も含めて相談したいときは、地域の支援窓口や担当のケアマネジャーに相談する方法もあります。横浜市青葉区で相談先を探すときも、「歩きにくい」だけで終わらせず、「どの場面で」「家のどこで」「家族がどこで困っているか」まで一緒に伝えると、次の一歩を選びやすくなります。
よくある質問
退院してすぐ歩きにくいのは、よくあることですか?
あります。病院と家では環境が違うため、家に戻ってから困りごととして目立つことがあります。まずは場面を分けて見ていくのが先です。
歩ける距離を増やせばよくなりますか?
距離だけで決めないほうがよいことがあります。疲れたあとに動きが崩れていないか、休む場所ややめどきがあるかも大切です。
家族はすぐ支えたほうがよいですか?
いつも同じ対応が合うとは限りません。危ない場面では支えが必要ですが、少し待ったほうが動きやすいこともあります。場面ごとに役割をそろえるほうがまとまりやすいです。
どんな変化があれば早めに相談したほうがよいですか?
片側の手足の急な動かしにくさ、言葉の出にくさ、ろれつの回りにくさ、顔のゆがみ、急な強い頭痛、意識の変化などは早めの対応が必要です。
相談するときは何を伝えればよいですか?
歩けるかどうかだけでなく、どの場面で困るかを伝えるのが近道です。朝の一歩目、方向転換、段差、トイレまでの移動など、場面で分けると伝わりやすくなります。
横浜市青葉区で相談先を探すとき、どこから始めればよいですか?
まずは主治医や入院中に関わったリハビリ職へ連絡できるかを確かめます。生活の支え方まで含めたいときは、地域の支援窓口や担当のケアマネジャーに相談する方法もあります。
横浜市青葉区で歩きにくさの相談先を探している方へ
退院直後の歩行の不安は、困る場面を少し整理できるだけでも相談しやすくなります。気になる変化が続くときは、ひとりで抱え込まずご相談ください。
この記事は一般的な情報をまとめたもので、診断そのものを行うものではありません。
強い症状や急な変化がある場合は、早めに医療機関へ相談してください。
治療や通院の最終判断は、主治医などと確認してください。
参考情報
厚生労働省 脳卒中の予防・発症時の対応と退院後の相談支援|https://www.mhlw.go.jp/content/10905000/001114786.pdf
日本脳卒中学会 脳卒中相談窓口マニュアル ver3.0|https://www.jsts.gr.jp/img/consultation_manual_ver3.0.pdf
世界保健機関 Stroke fact sheet|https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/stroke
日本脳卒中協会 脳卒中予防|https://www.jsa-web.org/wp-content/uploads/2025/09/20250904Bayer_leaflet_Rev.pdf









