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脳梗塞リハビリ リバイブあざみ野

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脳梗塞で瞳孔不同が出るのはなぜ 起こり方と初動の考え方

2026/02/03


脳梗塞で瞳孔不同が出るのはなぜ 起こり方と初動の考え方

【今回の切り口】病態/実践

【選定理由(1行)】「なぜ起きるのか」と「家でどう見守るか」を整理すると、不安と迷いが減るからです。

なぜ瞳孔不同が現れるのか

左右の瞳の大きさが違って見える状態を「瞳孔不同」といいます。脳梗塞では、脳幹や視覚・自律神経の通り道が影響を受けると、瞳孔の開き具合を調整する仕組みが乱れ、左右差として現れることがあります。

大切なのは、瞳孔不同は“単独の病名”ではなく、脳の異常を示すサインの一つという点です。

早めに医療につなぐ判断軸(赤旗)

次のような変化が同時に見られる場合は、迷わず医療機関につなぐ判断材料になります。煽る必要はありませんが、「様子見でいいのか」を決める軸として覚えておいてください。

  • 片側の手足が動かしにくい、しびれが急に出た
  • 言葉が出にくい、ろれつが回らない
  • 急な激しい頭痛、めまい、意識の変化
  • 顔の片側が下がる

※家で診断しようとせず、急な神経症状+瞳孔不同の組み合わせは受診を優先します。

しくみの要点

瞳孔は光の量や覚醒状態に応じて自律神経が調整しています。脳梗塞でその経路が妨げられると、左右の反応差が生じやすくなります。必ずしも重症度と1対1で対応するわけではありませんが、「急に出た左右差」は見逃さないことが重要です。

📌 要点

瞳孔不同は脳の調整系が乱れたサイン。急な神経症状と同時なら受診の判断材料になります。

🪶 日常へのアドバイス

普段の目の大きさや表情を“なんとなく”覚えておくと、変化に気づきやすくなります。

瞳孔不同と脳梗塞の関係を整理する

(※この章では見出し内に瞳孔不同を含めています)

どの部位が関係しやすいか

脳幹や視床、視覚路の近くが影響を受けると、瞳孔の左右差が出ることがあります。これは「目の病気」ではなく、脳内の情報伝達の乱れとして理解するとイメージしやすいでしょう。

一時的に見えるケースもある

明るさの違い、疲労、点眼薬の影響などで一過性に左右差が目立つこともあります。ただし、これまでになかった左右差が突然出た場合は、脳梗塞など中枢の問題を除外する視点が必要です。

見分けの考え方(家で診断しない)

  • 「いつから」「ほかの症状はあるか」を整理して医療者に伝える
  • 写真や動画があれば受診時の情報として役立つ
  • 自己判断で様子見を長引かせない

📌 要点

瞳孔不同は脳の伝達路の乱れで起こることがあり、突然の変化は評価が必要です。

🪶 日常へのアドバイス

受診時に備え、発症時刻や同時症状をメモしておくと説明がスムーズです。

受診後に行われる主な確認

画像検査と神経診察

医療機関では、画像検査や神経学的評価で、脳梗塞の有無や範囲、瞳孔反応の左右差を総合的に確認します。数値や単独所見だけで決めるのではなく、症状の組み合わせで判断されます。

経過観察の意味

治療や経過とともに瞳孔の左右差が変化することがあります。これは回復過程の一部である場合もあり、主治医は他の神経所見と合わせて評価します。

家族が知っておくと助けになる点

  • 「昨日と比べてどうか」を具体的に伝える
  • 眠気、食事量、歩きやすさなど生活面の変化も共有する
  • 疑問点は遠慮なく確認する

📌 要点

評価は“瞳孔だけ”でなく、全身の神経所見と画像を合わせて行われます。

🪶 日常へのアドバイス

小さな変化でも記録しておくと、診察の質が高まります。

瞳孔不同がある場合のリハビリと生活の工夫

(※この章では見出し内に瞳孔不同を含めています)

視覚と姿勢の安全配慮

左右差があると距離感がつかみにくく、ふらつきやすいことがあります。段差の見え方や歩行時の視線誘導を調整し、転倒リスクを下げる関わりが大切です。

リハビリで意識されるポイント

  • 視線の移動や首の可動をやさしく促す
  • 明るさを均一にして見え方の偏りを減らす
  • 疲労が強い日は量より質を重視

家族のサポートのコツ

声かけの位置を一定にする、食卓や通路の照明を整えるなど、環境調整が安心感につながります。

📌 要点

瞳孔不同がある時は、視覚の偏りを前提に環境と動作を整えることが重要です。

🪶 日常へのアドバイス

照明を左右均等に、通路の物を減らすだけでも安全性が高まります。

退院後のセルフチェックの考え方

変化の“質”を見る

毎日同じ時刻に、表情、歩きやすさ、言葉の出やすさなどをざっくり確認します。左右差が急に強くなる、別の神経症状が加わるときは受診の相談を。

記録のしかた

簡単なチェック表やスマホのメモで十分です。「今日は普段通り」「夕方にふらつき」など短文で残すと、次回受診で役立ちます。

📌 要点

数値化よりも「急な変化」「新しい症状」に注目します。

🪶 日常へのアドバイス

完璧を目指さず、気づいたことを短く残す習慣を。

まとめ 脳梗塞と瞳孔不同を正しく理解する

ここまで、「脳梗塞で瞳孔不同がなぜ起こるのか」という病態の整理と、退院後の実践ポイントをお伝えしました。瞳孔不同は脳の調整系の乱れを反映するサインの一つであり、単独で重症度を決めるものではありません。一方で、急な左右差に他の神経症状が重なる場合は、早めに医療につなぐ判断材料になります。

退院後は、視覚の偏りを前提に環境を整え、小さな変化を記録して共有することが、安心と安全につながります。疑問や不安は、主治医やリハビリ担当者に遠慮なく相談してください。

📢 迷ったら、まず相談を

「これって脳梗塞かも…?」と感じたら受診のサインです。症状が突然・いつもと違うなら、ためらわず119番を。退院後のリハビリや在宅支援のご相談は、地域の医療機関・保健所・ケアマネジャーにお問い合わせください。

📚 参考サイト